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<東京の建築、坂道>などのキーワードで検索すると、興味深いブログに多数遭遇する。
その中で昨年初春以来ちょくちょくお邪魔させて頂いていた 『都市徘徊blog』 の管理人・松本泰生さんが昨年末に本を出されたことを知った。 その本が、会社からの帰り道の市ヶ谷駅近く、いつも良く行く本屋にも遂に平積みで大量に置かれているのを発見。 『東京の階段』、という本である。(日本文芸社、1,680円) <都市の「異空間」階段の楽しみ方>、というサブタイトルが付いている。 書店の人が作成したのであろう、人目を引く大きな紹介カード付きである。 書店や出版元の力の入れようも伝わって来る。 この書店は中堅クラスの書店チェーンの支店だが、時々さりげなく建築関係のトンデモ本(軍艦島特集、廃墟ビルの写真集など)を人目を引く場所に置いたりして、個人的には趣味の合う本屋さんであるが、この『東京の階段』も東京街歩きファンの琴線をくすぐる好著と思え、思わず購入した。 以前に、東京の坂を網羅したい、と書いたことがある。 東京の坂を書いた本はこれまで数々出版されており、かのタモリ師も名著を出されているが、東京の階段、と称した本は初めてかもしれない。(奇遇だが、お値段1,680円は『東京の階段』も同じ!) 「いいテーマを先にやられちゃったなあ!」とちょっと虚を突かれたような、それでいて、坂とはひと味違うバリエーションを楽しめるのではという期待感も抱いた。 階段を調べていることが新聞に載ったことから出版元から本執筆の打診があった、とご本人はブログの中で仰っていたが、都市計画研究がご専門ながら趣味を兼ねて楽しまれていらっしゃるようで、これも何だか面白い。 現在ワセダ理工学部の先生をされている方だが、同大学在学中から今日まで12年をかけて東京街歩き・路地歩きをされた集大成を発表されたわけだ。学生時代からの卓越した観察眼、行動力と、文章および写真術は必須であろうが、出版元を動かし、本を出そう、これで商売しようという気にさせたのは、何か大きなものを持たれているに違いない。 自分も何か新機軸を見つけて、一冊くらいは世に本を出して見たいものだが(笑)。 巻末にある126の階段の一覧には、著者が調べた階段の段数や幅・長さ、傾斜角度などのデータが埋め込まれており、流石に理系のメンタリティ、クオンツのアプローチがしっかりと刻み込まれていることに感心した。 知っている坂、興味ある場所、見ているだけでも想像が膨らみ楽しい。 同じ坂なら、自分はどう書くか、どう撮影するか、対比してみたい気持ちもある。 面白い宿題を頂いたような気がしないでもない。 さて、上の写真はこの日曜日に歩いた港区飯倉交差点近くにある雁木坂(がんぎざか)。 すぐ近くにある変てこな建物を見るために来た時に偶々見つけた坂である。 あとで この 『東京の階段』 にも早々に紹介されていることを知って、嬉しくなった。 上の方に見える今の枯れた丸裸の木は実は桜で、花咲く頃には、階段の上は桜のトンネルとなることをこの本が教えてくれた。 桜の頃は、行かねばならぬところが増え、忙しくなりそうだ(笑)。
by ptaro2009q
| 2008-01-24 23:42
| Tokyo Walking
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