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MLBアメリカン・リーグの守備のベストナインを決めるゴールド・グラブ賞で、イチローが5年連続で選出された。偉業であり、彼の守備は、打撃・走塁同様、もはや「匠」の領域にある。
イチローの守備範囲の広さ、肩の強さ...「あそこに打ったら、塁をもうひとつ先狙うのは無理だ」、「犠牲フライには出来そうもないな」、敵チームの打撃陣は一様にイチローの守備力に一目を置く。それだけでも、相手側オフェンスに充分抑止力を有している。ここまで来ると、たいしたものである。 更に素晴らしいのは、彼の野球に対するイマジネーションだろう。 今季何度も放映されたイチローの名プレイとして最も印象深かったのは、フェンスを越えるホームラン性の打球を壁を這い上がってキャッチしたシーンだ。あのプレイで彼の今年のゴールドグラブ受賞に「当確」のマークがついたのではないかと確信した。 凄い、と思ったのは、その瞬発力・運動能力もさることながら、「あのプレイは日頃からイメージして練習をしていないと出来ないプレイだった」という彼の後日談であった。 普段このような打球がここに飛んできたらどうやって対処するか、更にどう対処したらファンは喜んでくれるか、低迷するチームの中で、イチローはそこまで考えて毎日を過ごしていたようだ。常人を越えた発想の持ち主で、時には哲学者をも思わせるイチローではあるが、やはりそのイマジネーションの豊かさはただ者ではない。彼の存在は日本人ファンにとっても誇りであるが、既に彼はもう国籍をどうこういうレベルを超えた存在になっている。 ところで、シアトルの街では様々なところで、「イチロー」に遭遇する。 観光客向けのお土産屋、MLBグッズ店は勿論、スポーツバーの看板、一般商店の軒先、下の写真に見られるように地元放送局ビルのガラス壁面にもイチローはでかでかと掲げられ、シアトル市民の間でもアイドル、というか、もはや崇拝の対象にさえなっているようでもある。 彼がデビューした2001年はマリナーズが快進撃で100勝以上を挙げる素晴らしいシーズンとなったが、その後はベテランプレイヤーが去り、トレードはことごとく失敗。此処2年はシーズン前半から低迷し、ア・リーグ西地区の最下位に甘んじている。 イチローが一人奮戦しても、どうもやるせない状況だ。 彼のマリナーズとの契約はまだあと2年は残っている筈ではあるが、優勝を狙えぬチームに残っているのは辛いことであろう。個人的には強いチームに移籍する機会が与えられぬものか、とも思っている。(ソフトバンクの城島がマリナーズに入団すれば、景色も変わるか?) もしも、イチローがシアトルを出たら、街の風景はどんなことになるのであろうか、とちょっと想像してみるのも一興か...。
by ptaro2009q
| 2005-11-03 08:28
| MLB
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