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オールドフェイスフルガイザーだけでなく、その周辺には大小の数々の間欠泉(ガイザー)や温泉(プール)が点在しており、のんびりとあちこちを歩きながら、様々な形状のガイザーを見学することが出来る。
オールドフェイスフルと対極になる、一番奥にあるモーニンググローリー ・プール(朝顔という意味)まで歩くとその距離は約2km。各見学スポットは木製のデッキで繋がれており、なかなか良い雰囲気だ。それ以外のところは歩いてはいけないことになっている。 「キャッスルガイザー」、これは噴出時間が随分長い。いつまで経ってもなかなか噴出は終わらない。20分以上続くとのことだ。オールドフェイスフルが4分であることを考えると、このエネルギーはご立派そのもの。 「グランドガイザー」、というのは噴出予想時間が来てもうんともすんとも言わない気まぐれさん。聞くと、噴出時間の誤差が2時間もあるらしい。それでも結構じっと待っている人も少なくない。まあ、オールドフェイスフルの爪の垢でも飲んでみたら、と言ってやりたい奴だ。 そして、最も奥にある「モーニンググローリー・プール」は、まさしくその名の通り、「朝顔」の態。 中心はサファイア色、外側に行くにつれ、黄色から茶色に変わって行く。青が何とも美しい。高温の温泉の中にのみ生息するバクテリアの種類により、周辺が黄、赤、茶、オレンジなどの色になっていくという。これまた神秘の世界だ。 日本でこうした地質が発見されれば、忽ち温泉が掘られ、温泉旅館やらお土産屋やらが所狭しと軒先を並べ、一大観光地が形成されることとなる。あちこちで温泉饅頭や温泉玉子が売られることだろう。(笑) そして人びとは旅館の浴衣を着て、町をぶらぶらと歩き回るだろう。そうした賑やかさ、バカバカしさとは無縁で、自然の原形をそのまま維持しているこの国立公園のスピリッツの気高さ、威厳を強く感じさせられる。しかし、温泉の良さを知らないアメリカ人諸君よ、ちょっと寂しくもあるなあ....。
by ptaro2009q
| 2005-09-29 00:45
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