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長崎新地中華街からブラバー園目指し路面電車の通りを歩き始めたところ、右手前方にビルに交じって何やら立派な洋館らしき建物がちらりと見えて来た。
何であろうかと寄ってみたところ、出島、とある。 510円払い入場することにした。 ほほう、これが名にし負う出島であろうか、島ではなく雑居ビルの谷間にあるが。 中学時代の歴史の教科書が何となく頭に浮かぶ。 初の長崎であったが、その割には事前の調査や旅プラン立案は殆どやっておらず。 いやまあ、出島のことは頭の中に入っていなかった。 当初は10分、15分程度、入ってすぐの洋館とその周辺で終わりかと思い、それらをさっと見て帰ろうかと考えていたのであるが、入場してビックリ。 何と核心の見どころはこの洋館ではなく、ずっと先にあったのである。 当時の出島を再現した往来・建物が並んでいるではないか。 その様相は時代劇のセットのようでもあり、和風アミューズメント・パークのようでもあった。 出島は1634年江戸幕府の鎖国政策の一環として長崎に築造された人工島。 当初は対ポルトガル貿易、1641年から1859年まで対オランダ貿易が行われた。 現在は、高度経済成長期以降の埋め立て工事とビル建設により、出島の周囲は全て陸地になっているが60年ほど前に長崎市が嘗ての出島の復元に着手した。 当時の事業や生活を再現した住居や料理部屋、蔵、番所などを駆け足で見学した。 オランダ商人の住居が最も印象深かった。 西洋からの物品や習慣のすべてが日本人にとっては革新であり、驚愕であり、憧れの対象であったことであろう。 今の日本の西洋文化や生活の礎は全てこの出島経由で入って来たものと言っても過言ではない。 この極端に小さな交易拠点である出島、長崎の歴史的役割には胸を躍らすものがある。 出島については、もっと色々と史実を究めてみたいものであると心から思った次第である。 PS 出島訪問時にその旨をFacebookに掲載したところ、まもなく博覧強記のI先輩よりコメントが届いた。(仕事中にFacebook見ているのかしらん?) <飯嶋和一の「黄金旋風」がこの出島を舞台にしていた小説で興味深かったです。 鎖国前の長崎の話。> この先輩は旅のレポートをすると必ずその地その地に因んだエピソード、体験談、読んだ小説などを披露してくださる。その守備範囲の広さと思索の深さにはいつも敬服している。 旅から戻って図書館などで探してみた。 「黄金旋風」は見つかっていないが、同じ作者の「出星前夜」を見つけ読んだ。 キリシタンの土地で起きた武装蜂起のお話。背景などすぐに咀嚼できず少々読みづらい。
by ptaro2009q
| 2017-02-20 09:53
| Kyushu
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