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空港到着し、入国手続き開始。「やっと来たぞ、レダン島!」 しかし、ここに思わぬ落とし穴があった。 飛行機から降り入国手続きすべきは、僅か40人程度なのだが、入国審査官の仕事さばきが遅いこと遅いこと。一人当たり1分以上かかっている。流石に南国、ペースは遅いのか、と最初は微笑ましくさえ思っていたが、あまりのノロノロぶりに呆れ果てた。実は、飛行機の中からずっとトイレを我慢しており「早く楽になりたい」と着陸を心待ちにしておったのだが、このペースでは列の最後方に並んだことから殆ど1時間近く待たねばならぬこととなった。入国審査官も、あまり早く仕事を片付けてしまうと、その日の仕事が早く終わってしまうので、わざとゆっくりやっているのではないか?審査官同士が、客のパスポートを見ながらお喋りしたり、笑ったり、と誠に腹が立つ。観光立国を自任するなら、もっとテキパキやらんかい! こちらの膀胱はもう満杯だァ、しびれてきたぞ~! 南国の海で、「止まったような時間の感覚」を楽しみたい、と時間が3倍速で進むような6月の仕事の最繁忙期にはあれだけ強く思っていたが、此処レダンの、「海」ではなく、「空港」でその待ち焦がれていた「時間の止まった感覚」を(泣きながら)楽しんでしまうことになるとは、夢にも思わなかった。 楽園の前に拷問あり、であった。 <南国で 冷や汗タラリの 寒さかな....>
by ptaro2009q
| 2005-08-17 19:29
| Malaysia
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