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青春18きっぷの旅、厳密な筋書きを決めず、足の向くままの気儘旅。
夏だと極端な場合野宿だって可能だろうが、流石に厳冬の時期だと宿の確保にはややナーバスにならざるを得ない。 ● 奈良井から乗った中央本線の列車、2時間ほどで中津川駅に到着。 すぐに名古屋行きの快速電車に乗り換える。ほぼ待ち時間なし。 6時半を廻り、今までの木曽の山中走るローカル電車とはトーンがすっかり変わり、通勤客が一気に増え、現実世界に戻ったよう。覚醒。 ● 予定通り多治見で下車し、すぐに乗換え高山へ向かうため美濃太田行きに乗る。 こちらは更に通勤通学帰りの方が多く、車内はすし詰め状態。 さて多治見というと「陶器」を連想する程度で殆ど知識もない。 岐阜県にあるが、80-90年代より名古屋のベッドタウンとして栄えたそうな。 日本国内の最高気温である40.9°Cを記録したことから、多治見市には、「日本一暑い町」としての観光誘致をしているそうだが、しんしんと冷えていたあの夜には日本一暑い町の面影は見る由もなかった。 ● 前篇で書いたが、高山の「スーパーホテル」予約のための電話は、時間的な余裕がなく出来ず。 それにしても、全く初めての土地、土地勘のない場所に来て、聊か不安感が募る。 ● 終着駅・美濃太田着、午後7時半過ぎ。 朝からの旅で、流石に疲れてきた。 改札を出て時刻表の看板を何度も見直すが、何度見ても今晩の宿泊予定地・高山への電車が当面ないことに驚愕、失望する。 これが地方の列車ダイアの恐ろしいところ。 次はやっと一時間後の20時半に特急があるのみ。 その次にある鈍行列車は更に30分以上先の午後9時過ぎのもの。 高山迄は2時間半も掛かるそうなので、青春きっぷでの鈍行利用は時間的に無理か。 特急は恐らく3,000円ほどのコストがかかりそうなので、割高、青春きっぷの旅の趣旨にも叛く。 安いホテルに泊まっても、特急代で相殺されては意味もないわな。 そんなことで選択できる手も尽き、この美濃太田で投宿せざるを得ないとの結論に至る。 詰め将棋をやっていて王様を詰めることができず無念にも投了する棋士の思いである。 ● 美濃太田駅を西口に出る。 終着駅なのでそれなりには賑やかなのではないかと予想したが、駅前の様子、全く全体が暗闇に包まれており、バスなどの交通機関の姿も見えず。 駅前にも普通あるであろう商店街・飲食街の明かりもなく、ホントに暗い駅前である。 右側に中規模のビジネスホテルらしきものがあるのでそこに飛び込む。 ● この静かで、活気がない、と言っても良い様な駅前、ホテルはガラガラで宿泊は全く問題なく可能であろうと思われたが、フロントの若い女性からは「満室」と言われて吃驚! 予想もせぬ事態に混乱した。 もうこの地には他にはホテルなどもありそうもないのではと思われたからである。 が、すかさずそのフロント女性、近くの別のホテルに空きがあるかどうかを照会してくれると言う。 地獄に仏、とはこのことである。 確認に結構時間がかかり、当方の不安もぐるぐる渦を巻く時間が流れたが、幸運にも空室が何とかありそうなので、すぐに来てくれ、とのことだという。 ● 他のホテルの空き室を尋ねてくれた親切なフロント女性、更に親切なことにそのホテルを一緒に出て、空き室のあるホテルへの道順を丁寧に教えてくれた。 なんとも親切な方である。ホテルの従業員教育の賜物なのか。地元ホテルにそのような協力関係の協定でもあるのかな、いずれにせよ知らぬ土地で不安な思いをしただけに非常に有難かった。 ● その紹介を受けたホテルに駆けつけフロントでチェックインを済ます。 フロントの若いお兄ちゃん、<お客様の部屋が空いていた最後の一室でした>、とニヤリ。(ホントかいな?) 年末も近い時期で地元の忘年会などで宿泊需要が強い日だとのこと。 それにしても、この見知らぬところをうろうろしていたら、この地で宿泊することも出来ず途方に暮れることになったかもしれぬ、と思うと、先ほどの親切な女性のHelpは実に有難かったなあ。 それだけでもこの土地への印象、好感度はアップする。 ● 前篇で書いたが、高山のスーパーホテルの予約が、iPhoneで上手く行かなく予約が出来なかったのは、思えば 「結果オーライ」であった。 神様が、<今晩これから高山まで行くのは無理だよ>と呟いて、iPhoneの予約操作を妨げてくれたのかなあ~。 予約が出来ていれば、無理に長時間此処で電車を待つか、不本意なコストを払って遅い時間帯に高山まで行くはめになっていた。 結構「逆拘束」とでも言うべきか、精神的にも肉体的にも大変な状況を強いられることになったことであろう。 やろうとしたことが上手く行かない場合は、それはそれ、と決定案に拘らず切り替えて考える柔軟性も必要。 「天の声」と思い、無理に流れに逆らわない、というのは、旅だけではなく、人生にも当てはまるか。 (Day 1篇、やっと終わり)
by ptaro2009q
| 2012-02-19 09:46
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