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前篇のつづき。
3月末の夜、大阪・道頓堀あたりをぶらついたときにふと見つけたアーケード。 この町名を見て、一瞬にしてサックスの前奏とともに昔の名曲が甦る。 なんか、そんな名前がついた歌があったぞ、ちょっとダミ声気味のオジサンのボーカルで。 気分はとてもドラマチック、ちょいと歴史遺産に遭遇したような感覚も。(笑) (Wikipediaより以下そのまま引用) 宗右衛門町 地名は、道頓堀川開削に関わった人物の一人である、山口屋宗右衛門の名前に由来する。 1615年の道頓堀川開削とともに成立した道頓堀川八丁のひとつで、道頓堀川の北岸に町家が建ち並んだことが、町の原型となった。 1872年までは「道頓堀宗右衛門町」。昭和時代初期までは花街として発展していた。 1972年には、この街の名を取り入れた歌謡曲「宗右衛門町ブルース」(平和勝次とダークホース)が200万枚の大ヒットを記録した。 と、そんなことで、You Tubeでその歌声を聴くことにした。 あれれメンバーはたった3人、ちょっと寂しいぞ? 元のメンバー人数は5人だったが、途中から3人になったようである。 ボーカルの平和勝次さん、他のグループでは良くある男前のボーカルではないが、もともとは現・3代目・平和ラッパと組んで漫才をやっておった方だとか。 グループもコメディバンドとして出発していたようだ。(殿さまキングスやぴんからトリオなどもそうだったな、確か。) それにしてもこの曲、You Tubeで34万回以上の再生回数を誇るなかなか息の長い人気曲のようだ。 特に大阪でのカラオケでは定番の曲なのであろうか。 本日、この「宗右衛門町ブルース」をYou Tubeで見たのを契機に、You Tubeに中毒状態となってしまった。 昭和40年台にヒットしたムードコーラスグループの幾つかの画面を見始め、内山田洋とクールファイブ、鶴岡雅義と東京ロマンチカ、黒沢明とロスプリモス、中井昭とコロラティーノ、敏いとうとハッピーアンドブルー、その他大勢の名曲を心行くまではしごしたのであった。 あんな歌あった、あんな人いた(亡くなった方も増えて来た...)、と懐かしみながら、いやどの歌も心に沁みるなあ。 当時は中・高校生の分際、そんな臭い歌があったなあ、と言う記憶程度の曲が、今体の中で見事に反応する。 YouTubeのはしご、勢いは止まらず、更にグループサウンズ、そして初期のフォークなどの名曲などにも次々と触手が伸び、結局、図書館で借りて来た原発関係、放射能関係の何冊かを読もうと思っていた日曜日の午後は殆ど昭和40年台へのタイムトリップのお時間となってしまったが、世相を振り返るにとても懐かしく、それはそれで小さな幸福感を抱く時間でもあった。 魅惑のムードコーラス、我が身も歳を取るにつれその味が沁みてくるのである。 しかし、ちょいと最近は無意識裡に前を向くことを避けて後ろを振り返ることが多くなり気味の」ような気がする、注意注意。
by ptaro2009q
| 2011-05-29 23:03
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