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地下鉄・銀座線、外苑前で降りて、かの有名ないちょう並木を見に行く。
先を尖らせた見事な大銀杏はおよそ葉を落とし、秋の終わりを告げていた。 この地にて、プロ顔負けの見事な写真の腕前のブロガーさんが写すような壮観ないちょう並木を撮ってみたい、と以前から思っていたが、間に合わなかったな~。 舗道に落ちた黄色の葉に慰めを求め、また次の機会に思いを馳せる。 そのまま帰ろうか、とも思ったが、いちょう祭り、とか言って、並木の正面広場には多くの出店が出ており、なかなかの賑わいのようである。 一寸足を延ばしてみよう。 何だかお花見の秋版のような感じで、黄葉を見て行く秋を惜しむ人々、花より団子の人々、色々の姿に日本人の繊細な四季感覚を見るのであった。 若い大道芸人クンの芸も終わり、人々もそろそろ三々五々。 丁度辺りも暮れてきたところで、本日ももうおしまい、という空気が辺り一面に漂う。 もう帰ろうか、とまた思ったのであるが、先ほどから視線の中にボンヤリ入っていた神宮絵画館にも挨拶をして行くことにした。 闇に包まれつつある絵画館前の駐車場に辿り着き、その凛々しい建物の姿、そして何よりも背景となる空の青、いや蒼に打たれてしまった。 思いもしていなかった感動が胸にせまる。 マジックアワー、と呼ばれる時間がある。 日没後に数十分程体験できる薄明の時である。 三谷幸喜が監督としてメガホンを取った同名の映画もみたが、光源となる太陽が姿を消しているため自然環境としては限りなく影の無い状態が作り出される。 実際に肉眼で見た空はもっと暗く蒼いのだが、カメラのファインダー越し(実際はライブヴューであるが)に見た空の色は更に信じられないくらいに蒼い蒼いブルー。 カメラでなければ出てこない深い色ではないか。 柔らかな光でライトアップされた絵画館の黄色い姿とこのブルーの空が写真の中では良く似合っていた。 神秘的な色彩感。 都心の中に居ながら、このような静寂と神秘の色に出会ったことを僥倖と言わずして何と言おうか。 せわしない師走・土曜日の夕刻の、一瞬の小さな幸せであった。
by ptaro2009q
| 2009-12-14 23:23
| Tokyo Walking
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