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新田次郎の代表作である「孤高の人」(新潮文庫 上下2巻)を3ヶ月近く掛けて本日ようやく読了した。
最後は帰路の通勤電車の中で読みきれず、駅を降りてから近くのショッピングモールのコーヒー店に入って読みきった。(笑) 3ヶ月も掛かったのは、旅(青春18きっぷの旅)に出た時の電車の車中や、勤務中の昼休みなど、少しづつ読み進めて行った結果であったが、最近読んだ本の中ではこれほど魂を揺さぶられたものは記憶がない、というほどに感動させられた。 或る意味、一気に読まずに、ちょろちょろ読んでいたので、何度も小刻みに高揚感や転落感を抱かされた。 このような感じで長編を読むことは久しくなかったが、読もうという気持ちが最後まで落ちなかったのは、やはり自分も山歩きが好きで主人公に感情移入し易かったことでモーチベーションを維持出来たからであろう。 社会人登山家・加藤文太郎の半生を描いたものだが、前半は彼が単独行の登山でみるみる経験値をあげ毀誉褒貶の中、日本有数のクライマーとしての実力を蓄える様子。 歩き方の描写のカッコ良さに心地良さを覚え、また、自分が嘗て登った燕岳における彼の登山の様子など、親しみを覚える場面もあった。 後半はネタばれになるので敢えて書かないが、胸締め付けられる展開と、意外ではないようで意外な結末が、読む者に緊張と思い入れを誘う。 登山に興味ない方にも是非一読をお薦めするものである。 時代背景は大正の終わりから昭和の初めの話であるが、この辺も意外なほど古さを感じさせない。 自然の普遍性、人間の普遍性、これらの元では、全ては重要さを失うのであろう。 そう言えば、日曜日にひとりで高尾山~小仏城山を登山+縦走した。 先々週末に続き、秋に予定の北アルプス登山に備えての足慣らしである。 帰りは城山から相模湖駅までの山下り+街道てくてく歩きであった。 何度も当ブログでご紹介しているコースなので、詳細は省略。 お天気も良く、結構の人出であった。 日本人の自然を愛する様子を改めて体感した思いである。 高尾山、登山口。 秋には真っ赤に燃える木々はまだ青い。 1時間ちょっとの山登り、「孤高の人」の最後の場所となった槍ヶ岳がある北アルプスに比べれば、とてもとても優しいお山である。 やはり冬の空気とは随分違うものである。 紅葉ではなく、混雑を見に来ることになる。
by ptaro2009q
| 2009-09-18 00:12
| Mountain
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