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西新宿のモード学園、コクーンタワーを見て、北京五輪の開会式場、Beijin National Studiumを思い出したことを前エントリーで書いた。
たしか、同じような 「鳥の巣模様」 だった、と...。 記憶はほぼ正しかったようだが、こうして写真を見てみると、モード学園よりも北京のほうが模様も奔放で不規則である。 それは恰も現状の好き放題に建築が創造される北京の街そのものを象徴しているようでもある。北京の現状は、都市計画や環境、法整備の意識が実態に追いつかないうちに、どんどんと無差別に勝手な建物があちこちに出来上がっているというが、或る意味では、創造は爆発、というか、無秩序な創造の中に、無限のエネルギーを秘めているようでもある。 こうして見ると、日本は街造り、建築の世界にては、もう落ち着き過ぎている、とも思えてくる。 鳥の巣模様もモード学園のこのビル、初めは派手で都市の景観を損なう異物のようかとも思っていたが、かなりきちんとした網の目で、こう比較してみると日本流に何だか大人しいデザインにさえ見えてくるから不思議なものだ (笑)。 知らぬうちにエネルギー失い、「抑制」されたものを良しとするという風潮は、経済の成長も含めて国や文化としては老衰期、死を前にした危ない時代に入ってきたのか、というような見方も一面しなければならないのか。 もっと刺激的に、もっととんがったデザインの建物が街中に溢れて行くべきなのであろうか、ちょっと考えさせられる。 写真は、Wikipediaより引用。 当Studiumの建築は、スイス出身の二人組、ヘルツォーク&ド・ムーロン。 丹下事務所のデザインをぱくったものではあるまいが、何故か海賊コピー、偽ブランド商品がまかり通る中国なので妙な疑念が残らぬでもない(失礼!) この二人組さん、東京でも青山にあるガラス張りの金魚鉢のようなプラダブティックの設計でも知られている。 あれも確かに個性的な建物である。 近く、また見に行ってみたい。 #
by ptaro2009q
| 2008-02-01 23:35
| Architecture
日曜午後、JR新宿西口から都庁方面に向かって歩く。
午後の陽も傾きかけ、摩天楼群も更なる寒気に包まれようとしていたが、まもなく奇抜な網の目模様の高層ビルが目に入ってくる。 網の目の網は白、ビルを網が覆い尽くす。 遠目から見ると、鳥の巣のような異様な外観だ。 地上50階、高さは203mとか。 上野は不忍池のほとりに聳えていたホテルソフィテル東京はその形の奇抜さゆえに、僅か13年ほどの短命で取壊しの憂き目にあったが、西新宿の高層ビル街にひとつ奇抜なビルが出来る。 摩天楼の中にあるので、ソフィテルのようにスカイラインをぶち壊すような際立った破壊力はないが、デザイン的には周囲と調和しているとは言い難く、都市計画の不在を印象付ける。 考えると、この場所、以前はお堅い生命保険会社(朝日生命)の極めて真面目な何の変哲もない四角い大型ビルであった。時々営業で足を運んだことがあった。 気づけばこの会社は何故か杉並の住宅街に引越し、その跡地には想像もしていなかった意匠のビルが出来るというのも妙な巡り合わせであるものだ。 良く言えば、「前衛的」、悪く言えば、自己顕示欲強い露悪趣味。 何でもありの上海やドバイであればこうした奇抜なビルも一興なり、とむしろ奇抜さ競争の尖兵となりうるが、成熟した都市・東京、「出る杭は打たれる」式の日本文化では、恐らく賛否両論、毀誉褒貶はげしく、結果的には、アレルギー感が勝るのではなかろうか。 奇抜なTVCMを流している服飾専門学校である「モード学園」が施工主のひとつゆえに、妙に納得してしまう向きもあるだろうが、もう少しセンスの良いものが出来ないものかね。 そう言えば、縦横の違いこそあれ、北京オリンピックの開会式場会場もこんな鳥の巣のようなスタジアムであったか。 ビルの竣工はオリンピックより遅い今年10月、設計は丹下都市建設設計だと。 同じ西新宿に聳える都庁庁舎も今はなき丹下健三さんの作品だが、随分趣きは異なるものである。 ちなみに、ビルの名は「コクーンタワー」というらしい。 コクーン、は繭(まゆ)を意味する。 鳥の巣ではなく、繭でしたか。 個人的には生理的に趣味が合わないが、このビルの建設進捗を記録したサイトがあるようで、これは面白い。 また、同じモード学園が施工主になった名古屋の新学舎となるこちらの「スパイラルタワー」(竣工:今年2月)の方がずっと面白い。 モード学園、やはり何処に居ようとも、変わったこと、目立つことをしないと気が済まない学校のようだ。(笑) 恐ろしき個性、しかるに、恐るべき経済力・財務力でもある。 #
by ptaro2009q
| 2008-01-31 23:25
| Architecture
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by ptaro2009q
| 2008-01-28 23:34
| Tokyo Walking
狸(たぬき)の穴、と書いて、「まみあな」と読む。
一説によると、坂下に住んでいた古狸の巣穴にちなんで名付けられたとも言われている。 今回ご紹介の狸穴坂は、前エントリーの雁木坂からは僅か歩いても数分のところ、飯倉交差点を東京タワーとは反対側に進み、麻布台2丁目のロシア大使館脇を下る長い坂である。 この辺はロシア大使館(昔は、ソ連大使館だった)があるゆえ、昔から警備もものものしい。 ちょうど大使館前を歩いている時に、右翼の宣伝カー3台が大音響で軍歌を流し、訳の分からぬヤクザなアジ演説をしながら車を進めていた。 待ち構えていた警官群が一斉に道路に簡易バリケードを張り、交通止めにした。 右翼が抵抗して、大声で怒号、スピーカーを通して文句をがなりたてている。 もう東西の緊張もない時代、ロシアも資本主義に変わり、資源国としてにわか成金も増えてきた時代ではあるが、妙に右翼が大騒ぎしているシーンは、何か昔の安物時代劇を見ているような感じであった(笑)。 それでも、ちょっと殺気漂う迫力シーンに出会い、ばちばちとシャッターを切る。 事件に出くわした新聞記者になったような気分であった。 その後、お目当ての狸穴坂を見たあとにまたこの現場に戻って来たが、僅か数分程度前のことだった先ほどの騒動はまるで嘘のように、普通に道路には車が流れておった。 あの騒ぎは一体何だったのだろうか? 坂とはロシア大使館を挟んで反対側には、「東京アメリカンクラブ」がある。 在日アメリカ人向けの社交クラブのある大きな施設である。 自分も米国銀行に勤務していた関係で随分此処では会合、研修、食事会、パーティ、等で足を運んだ。 取引先、商売相手として来たこともあるが、アメリカの社交界のシンボルがロシア大使館のすぐ隣りというのも実に不思議に思っていた。 さて、いつものように能書きが長くなってしまったが、本題の狸穴坂へ。 こちらは、一歩坂を下ると静寂の世界が拡がる。 右側はロシア大使館だが、♪そんなの関係ないッ~! 長い下り坂の途中で撮ったのが下の写真。 木造の民家が昭和の香りを醸し出しており、実にいい感じであった。 此処だけは、アメリカでもロシアでもない、古い東京の空気が確かに流れていた。 #
by ptaro2009q
| 2008-01-27 00:27
| Tokyo Walking
<東京の建築、坂道>などのキーワードで検索すると、興味深いブログに多数遭遇する。
その中で昨年初春以来ちょくちょくお邪魔させて頂いていた 『都市徘徊blog』 の管理人・松本泰生さんが昨年末に本を出されたことを知った。 その本が、会社からの帰り道の市ヶ谷駅近く、いつも良く行く本屋にも遂に平積みで大量に置かれているのを発見。 『東京の階段』、という本である。(日本文芸社、1,680円) <都市の「異空間」階段の楽しみ方>、というサブタイトルが付いている。 書店の人が作成したのであろう、人目を引く大きな紹介カード付きである。 書店や出版元の力の入れようも伝わって来る。 この書店は中堅クラスの書店チェーンの支店だが、時々さりげなく建築関係のトンデモ本(軍艦島特集、廃墟ビルの写真集など)を人目を引く場所に置いたりして、個人的には趣味の合う本屋さんであるが、この『東京の階段』も東京街歩きファンの琴線をくすぐる好著と思え、思わず購入した。 以前に、東京の坂を網羅したい、と書いたことがある。 東京の坂を書いた本はこれまで数々出版されており、かのタモリ師も名著を出されているが、東京の階段、と称した本は初めてかもしれない。(奇遇だが、お値段1,680円は『東京の階段』も同じ!) 「いいテーマを先にやられちゃったなあ!」とちょっと虚を突かれたような、それでいて、坂とはひと味違うバリエーションを楽しめるのではという期待感も抱いた。 階段を調べていることが新聞に載ったことから出版元から本執筆の打診があった、とご本人はブログの中で仰っていたが、都市計画研究がご専門ながら趣味を兼ねて楽しまれていらっしゃるようで、これも何だか面白い。 現在ワセダ理工学部の先生をされている方だが、同大学在学中から今日まで12年をかけて東京街歩き・路地歩きをされた集大成を発表されたわけだ。学生時代からの卓越した観察眼、行動力と、文章および写真術は必須であろうが、出版元を動かし、本を出そう、これで商売しようという気にさせたのは、何か大きなものを持たれているに違いない。 自分も何か新機軸を見つけて、一冊くらいは世に本を出して見たいものだが(笑)。 巻末にある126の階段の一覧には、著者が調べた階段の段数や幅・長さ、傾斜角度などのデータが埋め込まれており、流石に理系のメンタリティ、クオンツのアプローチがしっかりと刻み込まれていることに感心した。 知っている坂、興味ある場所、見ているだけでも想像が膨らみ楽しい。 同じ坂なら、自分はどう書くか、どう撮影するか、対比してみたい気持ちもある。 面白い宿題を頂いたような気がしないでもない。 さて、上の写真はこの日曜日に歩いた港区飯倉交差点近くにある雁木坂(がんぎざか)。 すぐ近くにある変てこな建物を見るために来た時に偶々見つけた坂である。 あとで この 『東京の階段』 にも早々に紹介されていることを知って、嬉しくなった。 上の方に見える今の枯れた丸裸の木は実は桜で、花咲く頃には、階段の上は桜のトンネルとなることをこの本が教えてくれた。 桜の頃は、行かねばならぬところが増え、忙しくなりそうだ(笑)。 #
by ptaro2009q
| 2008-01-24 23:42
| Tokyo Walking
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