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四谷周辺を自由に歩いてみい、と言われたら、どこを歩くことであろうか。
昼間なら上智大学脇の桜並木の土手の陽だまりの中で学生のテニスやアメフトなんかの練習をぼんやり見ているのも悪くない。麹町・番町の屋敷町、今はすっかり高級マンション地帯と化しているが、如何にも歴史ある土地に根付いた上流階級といった風情の住宅街を歩くのも一興。迎賓館や赤坂見附に向かうあたりの坂も情緒があって良い。 強い個性を感じさせない街のようであるが、ゆっくりと時間をかけて歩くとなかなか味のある街なのである。 さて、夜の表情もまたユニーク。 JR四谷駅を挟んで新宿通り沿いには、英国風のパブが少なくとも3軒ある。 三者三様で一夜に一気はしごをするのも悪くない。 (いや、実は下戸なのではしごは厳しいデス。でも雰囲気は最高。) ザ・モリガンズ (四谷駅より上智大学方面に真っ直ぐ進む。2階のお店でちょっと見つけづらい。) 3軒の中では最も広いIrish Pubで、少し暗めの照明もなかなかムーディだ。 会社から近いこともあり、海外の要人が来た時に社内で夕食を共にする時には、まず此処で一杯ギネスを飲みながら立ち話を30-40分。なかなか本場の英国パブ風の振る舞いだ。(笑) 外人さんと打ち解ける→その後、麹町の料亭でしゃぶしゃぶやちゃんこ鍋を食す、というのが最近繰り返されているパターンである。 外人さん、料亭よりこのIrish Pubに留まりたい、という輩も少なくない。 (四谷駅より新宿方面へ向かう。このお店も2階で路上に出た看板が頼り。) 東京最古の英国パブ、というのが売り物。 開店は1974年、飛行機代払わずして本物の英国パブを味わえます、という口上がミソ。 本格派を名乗るだけあり、なかなか味わい深い佇まいで、常連の外国人も多いようだ。 そう言えば、隣町の半蔵門には英国大使館があるのだ。 大使館の人々も来ているのではないか。 最近は全く行っていないが、お勧めの牛肉のミンチとマッシュポテトのパイが美味しかった。 そして... 本日初めて入ったのがこちら。 スリースレッド ザ・ライジング・サンよりも更に新宿寄りに歩いたところにある。 両脇の高層ビルに挟まれた2階建ての小さなビルは或る意味では、頑固な英国人そのものだ。 中はL字型のカウンターと、椅子席。 カウンターはどうも7時半頃だったが殆ど常連さんらしきお客で一杯。 ごたぶんに漏れず、会話の中には英語も漏れ聞こえて来る。 唯一あいている椅子席に座ってビールを一杯飲んだ。 此処のお店の雇われママなのであろうか、適度に若くなかなか現代風美人で愛想も良い。 実に自然に接してくれるのだが、嫌味がなくいっぺんにファンになってしまった。 帰り際にも、「また来てくださいね~」と英国パブにあるまじき優しきお言葉を掛けられ、不覚にも目尻をたらしてしまった。 いや、トラブルシューティング(苦情処理)で、海外拠点の連中とちゃんちゃんばらばらを連日やってきて本日は朝から相当いら立っていたこともあり、夜も真っ直ぐに帰らずに寄り道をしたわけだったが、災い転じて福となす、実に良い雰囲気で一日を終えることが出来た。 どなたか、また美人のママを見に私と一緒にこの店行きませんか~。(笑) ハッピーアウアの時間帯は900円のドラフトビール(900mlほどか?)が600円で飲めるのも嬉しい。 #
by ptaro2009q
| 2008-02-29 00:16
| Tokyo Walking
谷中の街並み、都心からせいぜい電車で15分程度のところであるにも拘らず、別世界が拡がる。
比較的広い路地沿いには若干中層のマンションなどもないではないが、概ね家並みは低く、その分空は随分高い。 旧・吉田家から真っ直ぐ北上するとまもなく、左手に銭湯らしき建物が見える。 瓦の屋根には銭湯のシンボル、ちゃんと高い煙突が聳え立っている。 昔はどこの町にでもあったありふれた景色であったが、正面に廻って見るとこれが何と....。 いや、実はこの建物、その正体は銭湯ならぬ、現代アートを展示するギャラリーなのである。 意表をついた変身ぶりが実に愉快である。 前身は200年もの歴史をもつ「柏湯」 -1993年に現在の"SCAI THE BATHHOUSE"に改修された。 中はコンクリート床に白い壁。 高さ8メートルの高い天井がお風呂屋さんの名残りを漂わせる。 天井のガラスから降り注ぐ自然光が緩やかで心地良い。 (どちら側が女湯だったか、なんてことは考えません、ハイ!) 「横尾忠則の壺」 2008年2月1日(金)-3月1日(土) 大物の展覧会に遭遇し、血沸き肉踊る。(実は、入場無料なのです!) 1960年代にグラフィックデザイナーとして鮮烈なデビューを果たし、以降イラスト、写真、本格的絵画などで幅広い活躍をしている横尾氏、とてつもないインスピレーションの持ち主であると中学生時分の頃からいつも注目していたアーティストであるが、今も現役で大活躍だ。 全くこのようなところでこのような展覧会があることなど知らなかったが、その幸運に感謝。 展覧会名が「横尾忠則の壷」、壷の意味たるや何なのだろうか。 壷の中につまっているイマジネーション、妖気、不思議な匂い??? 雑誌「東京人」の巻末近くで毎号都内のY字路の写真を何枚かづつ掲載している。 少々哀しみが漂う光景が何とも言えないが、このY字路コレクションも視点が実にユニークだ。 赤のフィルターで見たY字路に、手前には鮮やかな白百合、これこそ横尾ワールド、と言うべきか。 このギャラリーでは、1週間置いて、第二弾、「横尾忠則のふたつめの壺」が開催されるとのこと。 2008年3月7日(金)-4月5日(土) また行こう。 おまけ: 横尾氏のウェブサイトもなかなか斬新なデザインの中、見所多い。 お手紙紹介コーナー(全5ページあり)が実に興味深い。 ところで宛て先は、<世田谷区成城、横尾忠則様>、だけでも手紙はちゃんと着くらしい。(凄いね!) #
by ptaro2009q
| 2008-02-26 23:03
| Art
この2週間、海外の拠点各所から随分多くの人間がやってきて、毎日朝から晩まで入れ替わり立ち代わりでのミーティングのみならず、食事やらも昼夜付き合い、神経はもうへとへと。
特に最後の2日間は、ニューヨークから会社のトップとその取り巻き連中が大挙やって来て混乱と緊張の極みであった。 トップの前でのプレゼンを含めた御前行事も何とか無事終わり、またスタッフ数増加などの要請にもポジティブな回答を得ることが出来て、ホッとした次第である。 この週末は一気に緊張がほどけ、心身ともにフヌケ状態となった。 さて、気温16度の春の日になる、という天気予報を信じて昨・土曜日は都内に出掛けた。 門前仲町→上野→谷中→日暮里→上野→銀座→大塚、と5時間ほど歩いた。 谷中を歩いているうちに、春一番の強風が吹き始め、足はヨロヨロ、目や口には砂ぼこりが入り、もうお散歩どころではない。 「暖かな春」を感じられると思って来たお散歩だったが、感じた「春」は、「春一番」の洗礼であった。 上野の国立博物館や芸大の卒業生作品展などを見たあと、その延長線上にある谷中(やなか)に行く。 谷中、戦時中に焼け尽くされた東京の中では、その災難から逃れた数少ない地域である。 そのため古くからの寺院や民家が迷路の中にひしめき合っているユニークな街である。 何度か訪れているが、その度にタイムスリップした不思議な感覚と癒しを抱く。 上野方面からの谷中入り口にあたる旧・吉田家(酒屋さん)付近では、ぞろぞろと街歩きの連中が列を成していたが、路地をくねくね歩いているうちに、不思議と人影はなくなっていく。 多くの寺院、門からみな中に入って行くことが出来る。 紅梅、白梅が花咲かしており、春が静かに、しかし確かに忍び寄っていることを知る。 うおーっ! 角地に頑固に残っている昭和の木造建築。 意外とこの手の家はこの地区でも少なくなっている。 希少なものを見つけた嬉しさ。 看板の文字も風化して、殆ど判読不可能なのもかなりウレシー! 一方、住人の心持たるや如何なものなのだろうか。 (いや、此処はどうも人が住んでいるような気配ないなぁ~) この家の奥のほうのマンガ貸本屋さん、つい1月末に閉店したそうだ。(貸本、それ自体、もう珍しいものだが...。) その悲しいお知らせの貼り紙を随分長い間、じっと見ていた通行人のオジサンが居た。 名残惜しい、の感情か。 こういう看板建築も、実にいい感じ。 緊張感から解放され、こうした景色に実に安堵する自分が居た。 #
by ptaro2009q
| 2008-02-24 22:48
| Tokyo Walking
森ビルが再開発した 「○○ヒルズ」 の名の付いた地域、数々あれど、今回初めてじっくりと見たのが <元麻布ヒルズ>。
麻布十番駅から商店街を抜けて、大黒坂、更に一本木坂を登った丘陵地の天辺に聳え立つ高さ103m、地上29階のフォレストタワーを中心としたコンプレックスである。 お寺や大使館などが立ち並ぶこの地域、丘の頂上に聳えるひときわ巨大で特異な存在だ。 森ビルお得意の手法、地元住民の民家を地上げしての再開発地域と思われる。 見よ、この奇形のビルを! 上部がせり上がり、下部よりも頭でっかち、幅広になった不安定な形状だ。 フォレストタワーの名の通り、「木」や「森」をイメージしているらしいが、どう見ても我が家にあるビールのグラスにそっくりだ(笑)。 飲み口の大きいグラスであれば愛嬌もあるが、どうも住宅として観た場合にはその座りの悪さ、不安定感に次第に生理的嫌悪感が増して来る。 見ようによっては、メカニカルな形状、窓の雰囲気などで、要塞のような軍事基地のようにも見えなくもない。丘の上にあるだけに、それだけ周囲からは浮いている印象だ。 (いや、結構興味ある形である、とも思ってはいるのだが....。) 見知らぬ土地の見知らぬ建物に、妙に血が逆流するような感覚を覚えた。 どうも色々調べてみると、建設時には相当の周辺住民の反対にもあったようだ。 この変わった形状はビル風対策と、日陰の範囲を減らす効果があるというが、それだけの配慮があるのなら、このような不快(?)なデザインの建物そのものを考えること自体、宜しくない。 当ビルのデザイン監修は建築家・内井昭蔵氏など。 この内井氏なる人物、このフォレストタワーが竣工した後まもなくに亡くなられたとのことだが、このビルに違和感を抱いたいた周囲住民、地上げされた元住民などの怨念によるものでは、という物騒な書き込みなども見られた。 どうも、今はなき上野のあのビルを設計した菊竹清則氏の事務所にも居た方と聞き、何かあのビルに初対面の時に抱いた第一印象と実に似たものを今回も抱いたが、浅からぬ因縁を感じた次第である。 恐らく家庭用の家賃は月100万円を超える部屋も少なくなかろう。 帰り際に、外資系金融機関にでも勤めているのではないか、と勝手に想像したが、野球帽を被ったエリート風アメリカ人が10歳くらいの金髪のお嬢さんの手を引いてこのビルの自宅へ戻るべく丘の芝生の中の道を登っている姿を見た。 ほのぼのとした、尚且つ、絵のようなカッコいいシーンではあったが、彼らは当然この地で過去繰り広げられたであろう地元住民の戦いや葛藤など、知るべくもない。 #
by ptaro2009q
| 2008-02-23 07:19
| Tokyo Walking
「東京は坂の町」を体現する箇所は色々あれど、23区の中では坂の数が圧倒的に多いのは港区だ。
同じ港区の赤坂・六本木あたりは、嘗ての職場があった場所でもありそれなりの土地勘もあるのだが、それより南部の麻布周辺は仕事の絡みもないし会食で稀に来るときも夜のみで、馴染みあるものではなかった。 ということで、此の度探訪に来たのが、麻布十番。 地下鉄駅を降りると、ビジネス街とは違う聊か下町風情の商店街が拡がるが、外人さんの数がやたら多い。 外人さん(という言い方も最近は欧米以外の外人さん多くどうも最も適切ではないが)を明らかに意識した店・レストランも多く、パスポートなしに来れる「東京の中の異国」、「無国籍地帯」とでも言う土地柄だ。 走っている車も、印象としては8割方が外車、それも見慣れたBMWやベンツではなく、ベントレーとかアルファロメオの数が随分目に付いた。小型のベンツだとカローラのように見えてしまう。 そして此処では日本車が外車になってしまうような妙な錯覚がある(苦笑)。 どうも慣れぬ土地と空気に、普通の東京を歩いている感覚がなく、自分の国なのに少々居心地が宜しくない。 自分のほうが、<ストレンジャー>(見知らぬ土地での異分子)となっている感覚がある。 緩やかな坂となっている商店街を進み、都内では珍しい温泉、麻布十番温泉に辿り着いた小さな交差点にてパチリ。 更に続く登り坂の先に圧倒的に聳える巨大ビルは 「六本木ヒルズ」と住居棟。 壮観と言えば壮観だが、う~ん、素直に壮観とは言えぬ何というべき景観であろうか。 色々なイメージが錯綜する。 天国への階段の先にある別世界? 登山ファンであれば、急に展望が開けて山頂の姿を見せたマッターホルン? 一方、あるべき道の先にフタをされた、というか、壁がでんと構えたような、生理的に不愉快な圧迫感が小さくないなあ。 この麻布十番の住民たちのご反応は如何ばかりのものであろうか。 この後、噂にたがわず、数々の坂に遭遇、余りの坂の多さ、続々登場する坂に「坂研究ビギナー」としては有難さと興奮でなみだ目状態となるが(笑)、どうも先に見えた巨大物体(六本木ヒルズ)が咽喉の奥にひっかかっている。 この地の散策の後は、この麻布十番温泉で癒され、サッパリするのが宜しいようで~。 #
by ptaro2009q
| 2008-02-18 23:31
| Tokyo Walking
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