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2011年12月21日、冬の青春18きっぷの旅2日目。
始発の美濃太田駅を出て2時間半、午前8:42に本日の最初の目的地・高山駅到着。 まだ午前9時前なのに、一日の随分の時間が経過した感覚がある。 雪の勢いが更に強くなる。 ![]() 雪も強く余り外にぼけっと立っているわけにもいかず。 すぐに駅左手にあるバスターミナルへ向かう。 高山市内巡りの前に、次のタイムテーブルを確認しておく必要がある。 ![]() 目的地は白川郷。 幸い、高山から白川郷経由で富山方面に抜けるお買い得周遊チケットがあるということで、イメージしていた旅程に上手く合致する。 バスの本数は限られているが、10時50分高山発が最適のようでチケットを購入。 てなことで、高山観光には2時間弱を使えることとなった。 ● さて高山市内へ出発だ。 今回の旅のテーマは「古い街並み巡り」。 前日は奈良井を訪れているし、明日は出来れば金沢にも行ってみたいが、高山も重要伝統的建造物群保存地区として選定されている伝統的な街並みがあるのだ。 ![]() ![]()
冬の青春18きっぷの旅、やっと2日目について書く。
12月21日であったっけ。 ● 美濃太田駅前のビジネスホテルにて、早朝5時過ぎ起床。 ほぼ冬至の日、あたりは真っ暗、且つ、しんしんと冷え切っており、床から出るのもちと辛い。 ● 美濃太田駅は岐阜県美濃加茂市の代表駅。 JR東海の高山本線と太多線、長良川鉄道の越美南線の3路線が乗り入れ、接続駅となっているとあるが、昨晩の下車時も本朝も人影はまばらであった。 自分が日本地図のどの辺に居るのか、正確なところはわかっていない。 妙な感覚である。 ![]() ● 6時にホテルを出て6時16分始発の高山行き鈍行列車に乗る。 次の鈍行列車7時31分発だと昼間の活動時間も短くなるので、こちらに乗るしかなかった。 2両の列車、始発時点での乗客数は数えるほど、うーん、自分を含めて6-7人というところかなあ。 なかなか愉快なり。 ![]() 飛騨高地の山間を縫って中京と北陸を結んでいるが、山間部あるいは盆地である岐阜県飛騨地方へのアクセス路線と同時に沿線にある下呂温泉や高山市、飛騨市への観光路線としての性格を持つ。 岐阜駅 - 美濃太田駅間は太多線直通の列車もあり、利用者も多いことから比較的本数が多く、日中でも毎時2本運行されているが、美濃太田駅以北では1時間 - 2時間半に1本の割合、更に、下呂駅 - 高山駅間では正午を挟んだ昼間は上り約4時間、下りは約5時間ほど運行されない。(Wikiより適当に抜粋) 想像よりは過疎化が進んでいるようで、かなり状況は切ないもんだ。 青春きっぷの旅行者にとっては時刻表を把握しておかないと、陸の孤島に取り残され命取りとなる路線であるわな。 ● 乗った列車は夜の明けるまで小一時間ほど暗闇を走り続ける。 暗闇では車窓風景も楽しめないので、仕事関係のメールを一応BlackBerryでチェック。 非日常空間でずっぽりと日常に戻ってしまった。 ● 東京よりも若干夜明け時間は遅いようだ。 時に地元中高校生の集団がわっーと乗ってくる。 そしてわーっつと下車して行く。 まるで嵐のようだ。 入れ替わりに別の学校の通学生の群が入ってくることもある。 一時間半に一本ペースだと通学も大変だな、と彼らの日常生活を思い遣る。 写真の学生君のようにほぼ一時間ほどバッグを枕にボックスシートを独占して深い眠りの世界に陥る爆睡君もいる。 ローカルな風を感じる青春きっぷの旅、特急列車では得られぬ温もりがある。楽しいなあ。 特に早朝は面白い。 早起きは三文の得。 ![]() ● 単線ゆえに、行き交う列車との待ち合わせ、待っている列車が遅れていて随分長く停車することがあった。 各駅列車の旅、我慢も必要な旅。 ● 夜もやっと明け辺りは明るくなってきたが、今度は次第に雪景色が深くなっていく。 山間を走る高山本線、木曽川・飛騨川の湾曲具合に合わせて、線路も緩やかなカーブを何度も繰り返す。 なかなか風光明媚、良い意味での辺境感もあり、心惹かれる路線であると感じた。 ![]() まもなく当日最初の目的地・高山だ。
青春18きっぷの旅、厳密な筋書きを決めず、足の向くままの気儘旅。
夏だと極端な場合野宿だって可能だろうが、流石に厳冬の時期だと宿の確保にはややナーバスにならざるを得ない。 ● 奈良井から乗った中央本線の列車、2時間ほどで中津川駅に到着。 すぐに名古屋行きの快速電車に乗り換える。ほぼ待ち時間なし。 6時半を廻り、今までの木曽の山中走るローカル電車とはトーンがすっかり変わり、通勤客が一気に増え、現実世界に戻ったよう。覚醒。 ● 予定通り多治見で下車し、すぐに乗換え高山へ向かうため美濃太田行きに乗る。 こちらは更に通勤通学帰りの方が多く、車内はすし詰め状態。 さて多治見というと「陶器」を連想する程度で殆ど知識もない。 岐阜県にあるが、80-90年代より名古屋のベッドタウンとして栄えたそうな。 日本国内の最高気温である40.9°Cを記録したことから、多治見市には、「日本一暑い町」としての観光誘致をしているそうだが、しんしんと冷えていたあの夜には日本一暑い町の面影は見る由もなかった。 ● 前篇で書いたが、高山の「スーパーホテル」予約のための電話は、時間的な余裕がなく出来ず。 それにしても、全く初めての土地、土地勘のない場所に来て、聊か不安感が募る。 ● 終着駅・美濃太田着、午後7時半過ぎ。 朝からの旅で、流石に疲れてきた。 改札を出て時刻表の看板を何度も見直すが、何度見ても今晩の宿泊予定地・高山への電車が当面ないことに驚愕、失望する。 これが地方の列車ダイアの恐ろしいところ。 次はやっと一時間後の20時半に特急があるのみ。 その次にある鈍行列車は更に30分以上先の午後9時過ぎのもの。 高山迄は2時間半も掛かるそうなので、青春きっぷでの鈍行利用は時間的に無理か。 特急は恐らく3,000円ほどのコストがかかりそうなので、割高、青春きっぷの旅の趣旨にも叛く。 安いホテルに泊まっても、特急代で相殺されては意味もないわな。 そんなことで選択できる手も尽き、この美濃太田で投宿せざるを得ないとの結論に至る。 詰め将棋をやっていて王様を詰めることができず無念にも投了する棋士の思いである。 ● 美濃太田駅を西口に出る。 終着駅なのでそれなりには賑やかなのではないかと予想したが、駅前の様子、全く全体が暗闇に包まれており、バスなどの交通機関の姿も見えず。 駅前にも普通あるであろう商店街・飲食街の明かりもなく、ホントに暗い駅前である。 右側に中規模のビジネスホテルらしきものがあるのでそこに飛び込む。 ● この静かで、活気がない、と言っても良い様な駅前、ホテルはガラガラで宿泊は全く問題なく可能であろうと思われたが、フロントの若い女性からは「満室」と言われて吃驚! 予想もせぬ事態に混乱した。 もうこの地には他にはホテルなどもありそうもないのではと思われたからである。 が、すかさずそのフロント女性、近くの別のホテルに空きがあるかどうかを照会してくれると言う。 地獄に仏、とはこのことである。 確認に結構時間がかかり、当方の不安もぐるぐる渦を巻く時間が流れたが、幸運にも空室が何とかありそうなので、すぐに来てくれ、とのことだという。 ● 他のホテルの空き室を尋ねてくれた親切なフロント女性、更に親切なことにそのホテルを一緒に出て、空き室のあるホテルへの道順を丁寧に教えてくれた。 なんとも親切な方である。ホテルの従業員教育の賜物なのか。地元ホテルにそのような協力関係の協定でもあるのかな、いずれにせよ知らぬ土地で不安な思いをしただけに非常に有難かった。 ● その紹介を受けたホテルに駆けつけフロントでチェックインを済ます。 フロントの若いお兄ちゃん、<お客様の部屋が空いていた最後の一室でした>、とニヤリ。(ホントかいな?) 年末も近い時期で地元の忘年会などで宿泊需要が強い日だとのこと。 それにしても、この見知らぬところをうろうろしていたら、この地で宿泊することも出来ず途方に暮れることになったかもしれぬ、と思うと、先ほどの親切な女性のHelpは実に有難かったなあ。 それだけでもこの土地への印象、好感度はアップする。 ![]() ● 前篇で書いたが、高山のスーパーホテルの予約が、iPhoneで上手く行かなく予約が出来なかったのは、思えば 「結果オーライ」であった。 神様が、<今晩これから高山まで行くのは無理だよ>と呟いて、iPhoneの予約操作を妨げてくれたのかなあ~。 予約が出来ていれば、無理に長時間此処で電車を待つか、不本意なコストを払って遅い時間帯に高山まで行くはめになっていた。 結構「逆拘束」とでも言うべきか、精神的にも肉体的にも大変な状況を強いられることになったことであろう。 やろうとしたことが上手く行かない場合は、それはそれ、と決定案に拘らず切り替えて考える柔軟性も必要。 「天の声」と思い、無理に流れに逆らわない、というのは、旅だけではなく、人生にも当てはまるか。 (Day 1篇、やっと終わり)
青春18きっぷの旅、初日。(なかなか記事が先に進まんなあ~。旅もBlogも鈍行列車なり!)
新宿から特急で松本へ。松本城を駆け足で見学のうえ、木曽の山中の宿場町・奈良井に辿り着く。 ● 寒く活気を完全に失っていた奈良井は街全体が完全冬眠中。 一時間は滞在に充分すぎるほどの時間であった。 いや、見どころがなかったのも、或る意味では「見どころ」だったのかもしれぬ。 街並みを外れて木曽大橋付近を時間つぶしに彷徨。 新宿へ行くバス(ガラガラ)が停車中であった。木曽福島あたりから出ている長距離バスであろうか。 旅の初日でもあるに拘らず、あのバスに飛び乗って東京に戻ろうか、という莫迦げた衝動が一瞬浮かんだ自分に驚く。 ![]() ●奈良井駅で中津川行き電車を待つ。 ホームには他に客はなし。人気観光地の筈が、いつまで経っても我ひとり、という事態が信じ難い。 ほぼ日没、更に気温は一気に下がる。ホントに寒い! 電車は定刻になっても姿を現さず。 電車はホントに来るのか、此処で一晩過ごすことになるのか....電車が遅れて来るまでの間の数分が永遠のように長く思えた。 ![]() ●車内もうっすら寒い。 車窓からの景色は完全に闇に覆われ、殆ど何も見えないが、積雪量が次第に多くなっているようだ。 中津川駅から次の接続はどうなっているのか、気になり始める。 名古屋へ進むか、或いは、また北西、飛騨高山の方への線がありそうだ。 こちらの方を検討してみよう。 今回は時刻表は持参しなかったが、iPhoneのアプリ、「乗換案内」が充分機能してくれる。 ●中津川行き、なかなか目的地は遠い。 車内引き続き寒い。省エネで暖房は最低限以下の設定ではなかろうか。 地元のオジサンらしき方、しっかり毛糸の帽子、厚手のブルゾンを着込んでいる。 ●中津川から名古屋へ行く途中の「多治見」が高山線への分岐点のようだ。 高山へ行くのであれば、名古屋まで行くことはない。 あと問題は、どこに宿泊するかだ。 高山で宿を探すか、その手前に下呂温泉なんかもある。 ● 時刻は午後5時半だが、随分遅い時間のように感じた。 地方での時間感覚は東京とは随分違うものだ。 ● 中津川に向かう途中、iPhoneで色々宿探し。 高山に「スーパーホテル」があることを知る。 2,3ヶ月前のテレビ東京の経済番組で、徹底的に無駄を省き、一方安眠用の枕サービスや朝食に力を入れている特色ある格安ビジネスホテルとして紹介されていたのを見て興味を持っていた。 どこでもいつでも予約で一杯の人気ホテルになっているようだ。 シングルルームだと、5000円程度の低料金で、幸い今晩の空きもありそうである。 寝るだけであるから全く文句はない。 高山まで何とか今晩中に辿り着ければ、宿泊地の最有力候補としようか。 ● iPhoneでそのスーパーホテルの予約をしようとしたのだが、その予約前に会員登録をしなければならないようだ。相当の情報量を小さなiPhoneの画面に多数打ち込むのは老眼かつ手先不器用な我が身にとっては拷問のような苦痛なり。 一回全てを入力したつもりであったが、どうも1箇所の記入がどうしても上手くいかずで何度かトライしたが駄目。もう一度最初からのやり直しを強いられる。(ため息~) やり直しにもまた偉い労力と時間を費やしたのであるが、どうもまた上手く行かない。 年寄りには極めて ”Unfriendly” だわな、ネットを使いこなせぬ者は泊まるべからずか? わざと嫌がらせしておるんかい、此処まで苦労する必要、あるのかいな、とぶつぶつボヤキながらも、やはり予約実行に至ることは出来ず。う~ん...! なんやかんやしているうちに乗換地の中津川に到着しそう。 なおかつiPhoneのバッテリーも殆どなくなってきたので、一旦ネットでの予約申し込みは諦めることにした。 まあ次の乗換時間中に時間があれば電話でもしようかな... (続く)
奈良井宿(ならいじゅく)は、中山道34番目の宿場, 木曽路11宿では江戸側から2番目で、11宿の中では最も標高が高い。難所の鳥居峠を控え、多くの旅人で栄えた宿場町は「奈良井千軒」といわれた。
重要伝統的建造物群保存地区として、当時の町並みが保存されている。 また、江戸時代から曲げ物、櫛、漆器などの木工業が盛んで、旅の土産物として人気があった、 と、型通りの教科書的説明を以上Wiki より抜粋。 ● もう何度この地に来たことであろう。 この土地を知り、お気に入りになり、年2回位のペースで此処数年訪れている。 厳冬の季節での訪問は今回が初めて。 もうサプライズはないと思っていたが、夏の賑やかな奈良井とは全く違う町の表情に驚いた。 ● 時刻は午後4時を過ぎ、夕闇が間もなくやってくる。 この時間帯、この寒空の下に木曽の山奥の宿場町をぶらつく者は居ない。 数多く並ぶ商店や飲食店も多くは店を閉じたり、元々定休日で開いていないものが多く、住民の姿も殆ど見えず。皆完全に冬篭りでもしているようである。 吹く風も冷たく、何だか自分の来訪が全く歓迎されぬ状況の中であったことを知る。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ● 下町、中町、上町に分かれ、中町と上町の間に「鍵の手」と呼ばれる小さな曲がり角がある以外は一直線の街並みが続く。 過去これまで何度此処を往復したことであろう。 それにしても音が消え寒々とした奈良井は、観光地の顔を失い、殆ど廃墟の町のように見えた。 こういう表情を見ておくのも悪くないか。 ● お馴染みの、往来を二階から見下ろす喫茶店 「てまり」 も休業中。 結局どのお店にも入ることなく、1時間でおさらばすることとなる。 早く来る電車は、松本へ戻る方ではなく、南下する中津川行き、こちらに乗ることにした。
冬の青春きっぷの旅、一日目(12月20日)午後のこと。
● 松本14:30発中津川行きの普通列車に飛び乗る。 僅かな空き時間によれよれの全力疾走(?)で松本城まで往復したのだが、何とか5分前にこの始発電車に間に合うことが出来安堵。 本日朝購入した青春18きっぷをこの時間になって初めて利用することになった。 ● 平日午後の乗客少なくがらんとした列車、確か2両編成。 買物帰りのオバサン客がぱらぱら、学生さんは少ない。 まさに青春きっぷ、鈍行列車で望んだのどかな空気、堪らない。 コストパフォーマンスが高い青春きっぷで、更に首都圏では味わえないゆったりの空気を味わえる贅沢。 車内は写真の通り、新しい車両、ボックス席をひとりで独占し旅情にどっぷりと浸ることが出来た。 ![]() ●塩尻を過ぎ、木曽の山中へ列車が進むほどに周囲は薄く雪景色。 気温もぐっと下がってきてほぼ氷点下の世界へ。 静かでのどかな車内も冷え込んできた。 思えば遠くに来たものだ、非日常度が増し、いい塩梅。 ●途中駅、「洗馬(せば)」、「日出塩(ひでしお)」、「贄川(にえかわ)」など難解・珍妙(失礼!)な駅名が続く。 首都圏では見かけないような語呂。歴史ある土地の必然か。 なんだか、「さいはて」感、というか、アウェー感があって、更に良い。 ● 塩尻駅で長めの停車があったが45分程度で目的の奈良井駅に到着。15:15着。 何と、下車した客は意外にも我れ一人だけ。 夏の週末の観光シーズンなどは多数の客が訪れる駅なのだが、あまりに寂しい。 ● 以前は奈良井駅、老齢の駅長さんが居られたように記憶するが、無人駅となり駅舎にも哀しさが漂う。 いや、夕刻までは嘱託でその駅長さんらしき方が執務室に居られたようで、到着時には自分が唯一の乗降客だったせいか眼があって会釈をした。一時間後の帰路にはもう執務室には人影はなかった。 ● 外の気温ゼロ度、ひと気もなく寒さが染み入る。 冬の青春きっぷ旅、うーん、らしくなってきた。 ![]() 時刻は午後3時半を過ぎ、日没まであと僅か。 次の電車、松本方面、中津川方面両方をチェックのうえ、この宿場町へ向かう。 中津川行き16:29発、 松本行きは16:59発か。 中津川行きを選ぶとなると、奈良井滞在は1時間ちょいのみである。 また駆け足になった。
なかなかBlogの更新が出来ない此の頃である。
何やら多忙が続いているうえに、自宅PCのネットの接続状態の悪さが決定的な状態となり問題解決までに時間を要してしまった。 そのうえ、TwitterやらFacebookやら、iPhone, iPadで気軽に呟いたり写真掲載をしたりする手段が多様化して、それなりに自己発散の機会にも困らなくなって来ているゆえ、Blogの位置も嘗てに比べると地盤沈下気味であることは否めない。 とは言え、日々拙Blogにお越し頂く方々も少なからず居られるようで大変有難く、また申し訳ない。 もう少し更新頻度を上げて頑張って行こうと考えておる。 齢を重ねても進歩のない駄文は相変わらずであるが、今後も宜しくお付き合いあれ。 さて、冬の青春きっぷ旅の話は何処まで書いていたか、もう忘れかけてしもうたが、記憶を振り絞り書いて参る。 ● 一日目当初の目的地、松本経由で糸魚川、富山方面、は各駅停車の運行状況と時間とを鑑みて変更、松本から中央本線で奈良井方面へ南下することにした。 松本到着は13:50であった。 冬至に近い日である、日没まで活動するにはあと僅かな時間しか残されていない。 ● 松本駅下車のうえ次の奈良井方面行きの列車の時刻を見ると、14:30発の中津川行きがある。 出発まで40分の待ち時間があるが、その間にやはり松本城を見たいと言う結論に至った。 奈良井を訪れたあと松本に戻るという選択肢もあるが、松本に戻らずに名古屋方面に進んで宿泊地を探す手もある。後者の場合には松本に戻らないとなると、松本のシンボルを見ずに松本を通過することになるが、これは忍びない。 松本城には昨年9月の信州ドライブの際に家族と一緒に訪れてはいるが、犬のおしっこではないが、マーキング、とでも言うべきか、松本に来た、という印をこのシンボリックな歴史遺産にどうしても付けておきたいのである。 ● 実質30分で松本駅と松本城を往復、松本城での写真撮影に5分の時間を割くとなれば、片道を通常普通に歩いて20分ほどのところ、12分×2 で行かなければならない。 駅に戻るのが遅れると、次の鈍行列車まで1時間以上のあきがあるので逃すことは出来ない。 これは重たいリュックを背負ったオジサンとしてはかなりの試練、重労働である。 時に早足、小走りにてぜいぜいと息を吐きながら最短ルートを選びつつ、松本城を目指す。 ![]() ![]() 規模的には日本最大級ではないが、北アルプスを背にした黒塗りの引き締まった風貌はいつ見ても美しい。 これから計4日間にわたる気まま旅の最初の景勝スポットを駆け足でこなした。 ● 財団法人日本城郭協会が全国各地の名城探訪の手がかりとして「日本100名城」を選定している。 松本城も当然選ばれている。 ちなみに長野県は松本城を含めて5城が選定されているとのこと。 100名城のスタンプラリーをやっているらしいが、挑戦してみようかしらん。 網羅壁ある御仁にはチャレンジングではあるが、歴史や地理の造詣も増しなかなか面白そうだ。 時間がなく気が落ち着かぬ、兎に角次の列車に遅れると拙いという強迫観念に追われる。 現場滞在は僅か3分ほど。 撮影も何だか焦点が定まらぬ感じでシャッターを押した。 案の定、大方の写真はどうもボケたものであった。 どうもこの文章自体も焦点がはっきりせぬボケた内容になってしまった。 (お後が宜しいようで。) < 前のページ次のページ >
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