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(相変わらず、自宅のネット障害が継続中、修繕する時間もなく、そのまま無為に日々を過ごしてしまった。本日土曜日は、久しぶりに漫画喫茶のPCを使ってエントリー。いや、それにしても、今日来たお店は個室で、漫画・新聞・雑誌、とかなり揃っている。飲み物飲み放題、椅子はリクライニング式の大型椅子で、これで1時間320円はなかなか快適。はまりそうである..。)
13日の標題のお散歩、前エントリーにあるように湯島天神へのお参りが大義名分で家を出てきたのだが、実際に一番最初に行ったのは此処・旧岩崎邸であった。 無意識に、足がこちらに向いてしまったのである。 湯島近辺では何度か訪れているお気に入りの建築であり、1896年(明治29年)建設の洋館である。 戦後から現在に至る中で、保存せずに取り壊しの憂き目にあった建物、人々の努力で保存されている建物、また、現在取り壊しか保存かの議論がされている建物、を分けて紹介している。 また、結果的に保存されることになっている建物の中でも、そのまま元々の地に同じ形で保存されるものは必ずしも多くなく、場所を遠く移して保存されたり、また意匠の一部を残した苦肉の保存方法で辛うじて面影を残しているものなどもあり、全く様々である。 取り壊された建物の中では、現在の保存技術があれば十分に保存できた名建築も結構あったというコメントもあり、惜しい、の一言に尽きる。 経済効率の追求、陳腐化速度の加速、文化財に対する人々の認識やセンスの変化、など様々な要因が背景にあるが、時の風の吹き方次第では、名建築なれども如何に保存していくことに苦難を伴うものなのかを知らされる。特に、経済至上主義が吹き荒れる時代には、歴史的文化財への思いはいともはかなく吹き飛ぶ。 岩崎邸は、終戦後はGHPにより吸収、昭和28年には日本政府に返還され、現在は東京都に移管されている。 平成6年頃には、一時、庭園での下水処理施設建設に向けて取り壊しの議論が行われた建物である。地元民や保存への情熱を持った方々の運動により保存が決定され、屋敷は重要文化財の指定も受け、更に一般公開されることになった理想的なケースであったが、そこに至るプロセスは決して易しいものではなかった筈。 保存に向けてご苦労された方々には拍手を送りたい。 苦難の歴史を乗り越え、威厳ある佇まいを見せるこの明治の建物に、静かな感動を抱く。
by ptaro2009q
| 2007-01-27 17:52
| Tokyo Walking
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