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お正月の風物詩としてすっかり定着した箱根駅伝。
今年も見どころ満載で、今日の往路のレースでも様々なドラマが見られた。選手・関係者達の緊張感、必死さとは対照的に、茶の間で酒飲み、惰眠をむさぼりながらの駅伝観戦、というのも何とも面白い構図ではあるが、レースで見られる様々なドラマには色々こころ揺さぶられる思いであった。正月のお笑い番組もそれはそれで良いのだが(どうも芸人救済の季節、という感じだが)、やはり、スポーツの純粋さ・真剣さには勝てまい。 出足の一区の東海大・佐藤悠基の快走には驚いた。格段の才能と自信。 その佐藤悠基とともに嘗て高校時代にはW佐藤と呼ばれてその才能を賞賛されていた順天堂の佐藤秀和が順大を4区で9位から4位に押し上げた意地も印象的なら、そのバトンを受けついた5区・箱根・地獄の山登り区間の今井正人が4分9秒の差を大逆転したのに至ってはもう人間業とは思えぬ、何とも驚異的と言うしかない。死ぬほど苦しいあの長い長い上り坂を走り続けて、区間記録出し、ゴールした後もにっこりしているのは確かに「神」の領域のことである。 しかし、20何キロも走り続ける、それも、チームを背負い、学校の伝統を背負い、裏方さん・出場できなかったチームメイトの思いを背負い、更には、家族やら故郷やらも背負いながら走るのは、栄誉には違いないがが、とてもとても重たく、大変なことであろう。それも、日本中が注目する正月のTV番組の中、でである。 自分も嘗ては遅咲きの市民ランナーとして、21キロ強を走るハーフマラソンには何回かちんたらと参加したことがある。若く調子が良い時分でも、良くて1時間30分-40分位、恐らく今なら2時間切るのがやっとだろう(笑)。駅伝選手達が、1時間2-5分程度で走ることには驚きを禁じえない。 個人的なマラソン経験からすると、走る距離が長ければ長いほど、肉体的要素だけでなく、精神的なもののもたらす作用が大きくなる。好調な時は良いが、走っている途中に調子が出ない、調子が落ちる、などの状況に陥ったランナーの辛さは如何ばかりのものであろうか。 何も背負わずに気楽に走っていても、後半の苦しさは筆舌に尽くしがたいものがあるのだが、多くのものを背負った時の苦しさに対して、脚光を浴びなかったランナー達にも大きな拍手を送りたい気持ちで一杯になる。 2区、11位でタスキを受けた山梨学院大のモグス、亡きオツオリ選手ら、嘗てのケニア留学生達を彷彿とさせるごぼう抜きで2位にまで上がってこれも驚かせたが、最後2キロほどで急速にスタミナ切れ、まるで別人のように抜かしたランナーに逆に抜かされて6位転落。中継所で仲間に抱えられながら号泣していた様子が印象的だった。 かくも、マラソンは一寸したことで大きく流れが急転することもある微妙なスポーツなのだ。 モグス君、来年は頑張れ! 2区17位を佐久長聖出身・上野の快走で3区8位に順位をあげてタスキを渡した中大、4区の選手が大ブレーキで18位に。 待っても待っても来ないチームメートを待っている5区の中大キャプテンの苛立ちの様子も、心に残るシーンであった。 駅伝、とても人間的で、人生そのもののように思えてくる。 良いこと悪いこと、長いこと走っていると、色々あるもんだ。 (いや、自分もしっかりと走らねば。)
by ptaro2009q
| 2007-01-02 23:06
| Sports
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