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シンガポールに赴任されているH先輩が仕事で帰国、多忙・疲労困憊にもめげず、昨日土曜日、千葉内房・養老渓谷へハイキングにお付き合い頂いた。
一緒に奥多摩を歩いた健脚・S先輩ともども、中年オジサン三人組で田舎を歩き、色褪せ気味の紅葉を見る癒しの休日であった。 JR内房線・五井駅で小湊(こみなと)鉄道に乗り換え。 そこから1時間、何とものどかなローカル電車に揺られながら、目的駅・養老渓谷駅へ向かう。 車内の様子はかくの如し。 後で駅舎に貼ってあった紙を見て納得したが、小湊鉄道は女性車掌の求人を積極的にやっているらしい。 五井駅ではJR線からこの小湊鉄道に乗り換えるのだが、駅内でホームを切り替える際には通常ある筈の切符の精算・チェックがなく聊か不思議に思っていたが、この車掌さんから車内で目的地まで切符を買い換えるシステムになっていたのだ。 この女性車掌さん、切符の販売だけでなく、無人駅では、電車を下車して切符の回収、出発進行の確認、など八面六臂の活躍だ。 乗車客のおじさん、おばさん達も、XXXに行くには、どこで降りると良いか、とか、帰りの時間はどうだ、とか、切符を買う際には色々この車掌さんと話している。 たちまち、アイドル並みの人気になっている?(笑) ひと昔前の自分が子供の頃は、都会の中でもこのように車掌さんと気軽に話をしたりするのが普通の日常風景であったが、利便性が高まり、人員合理化も進んだ今日の都心の公共輸送機関の中では見られぬものになってしまった。 何か懐かしく、そして新鮮な気分にさせてもらった。 車掌さんが肩からたすき掛けで掛けている黒い車掌カバンや、切符入鋏用のハサミも、結構マニアからするとたまらないレトロ系(?)グッズのようにお見受けした。 収穫の終わった黄金色の田園が広がる何ともいえない癒しの風景の中、電車は進み、無事目的地・養老渓谷駅に到着。 此処で降りた乗客の30人前後の8割方が改札口ではなく、まずトイレに駆け込んだのには笑ってしまった。(年輩ハイカーの鉄則であるか...!)
by ptaro2009q
| 2006-12-17 10:15
| Excursion
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