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利根川の水運で栄えた千葉県・佐原を、また訪れた。
1,800年前半の町が繁栄を極めていた頃の商家の街並みが今も歴史的景観を残している佐原は、「北総の小江戸」と言われ、初めて訪れた今年1月以来、ずっと気になる町として記憶の底から離れなかった。 やっと週末に時間が出来たことから、来週から一緒にシンガポールへ行く、銚子生まれのS先輩とこの土曜日、現地に赴いた。S氏の亡くなったご尊父は、佐原の出だそうだが、S氏がこの地を訪れたのは20年以上ぶりであったとのこと。 前回(1月)は、寒風吹く最も気候の厳しい頃で、歩く人も少なく、小野川の柳の並木も葉のない寂しい風情であった。 いよいよ念願だった、緑の柳葉なびく「正調・小野川」の景観を楽しむ。 土蔵造りの商家や、千本格子の町家は美しく、人々のこの美しい街並みの保存への強い意志が透けて見える。 (ちなみに、佐原は 「重要伝統的建造物群保存地区」となっており、国が選定したブランド品なのだ!) 川に靡く柳は葉が聊か成長しすぎており、一寸うっとうしくも思えた。(久しく床屋へ行っていない我が頭髪の状況と同じなり。) それにしても、この景色、とても品が良くて、心も安らぐ美しい街並みであり、何度見ても良い。 S氏によると、親戚・縁者の中でも、多くが町を離れる中でこの佐原から離れない、という強い気持ちを持っている人々も少なくないようだとか。 そのココロは良く分るような気がした。 (写真を一枚一枚クリックして頂ければ、佐原町歩きを擬似体験出来ますョ!) いや、炎天下、昼食を挟んで5時間ほどのお散歩、オジサン二人には結構お疲れの旅でもあったが、満足、満足、大満足。 お昼の、現地特産のうな丼(山田)も美味だった! 来週には、町に山車が繰り出す佐原の祭りがあり、多くの人々で賑わうことであろう。(続く)
by ptaro2009q
| 2006-07-09 10:05
| Excursion
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