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Tokyo Walking Walking in Cities 検索
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日曜日の午後、東京お散歩シリーズの一環として、神楽坂へ出向いた。
神楽坂は地下鉄では乗換駅ではなく、乗降客数も他の駅に比べると少なく、静かな, と言うよりは、やや影の薄い街、という印象があった。 実は、もう約30年前通っていた大学は神楽坂の隣りにあったのだが、その時からほぼ現在まで街としての神楽坂には殆ど興味を持ったこともなかったのであった。 東京下町もめぼしい所を一巡して、そろそろ行くところも尽きてきて窮余の策、という訳でもないが、まあその程度の認識しかなかったのも事実であった。 ちょうど青空市をやっており、とても賑やかだ。雨上がりの日曜日、随分の人出である。 屋台に並ぶ焼きそば、かまぼこ、焼き鳥、広島焼、大判焼、生ビールの屋台と色々あるが、どこも押すな押すなの行列で食欲をソソラレル。 写真は、あんこ椿の椿姫? 大島の観光キャンペーンでもやっていたのであろうか。図々しく写真をお願いしたら、快くポーズをとってくれた。 一言ではなかなか表現仕切れぬが、やはり「魅惑の路地裏」という言葉に尽きるか。 噛めば噛むほど複雑な味のする上等な料理のような奥の深さを感じた。 現代のようでもあり、疑いもなく古い街でもある。 東京でありながら、東京でない。此処を「小さなパリ」と呼ぶ者も居るらしい。 時空を越え、所在も不明となってしまうような迷路のような街、いやいつまでも迷いっ放しでこのまま現実に戻りたくない。自分の存在感が無くなることの嬉しさ、不思議な幸福感をもたらす街であった。(続く)
by ptaro2009q
| 2006-05-31 00:23
| Tokyo Walking
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