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バリ島での正味4日間、幾つかのバリの側面を見たが、初めてのバリの旅で最も印象に残ったのが、「オートバイ」。おびただしい数のオートバイが島中を走っているのだ。
私にとっての今回のバリは、「癒しのバリ」でも「魅惑のバリ」でも、「アートのバリ」でもない。 「オートバイのバリ」、なのである。 宿泊先のコンラッド・バリがあるヌサ・ドゥア地区は、観光客と許可を得た地元民のみが入場出来る「特別区」だというのだが、実際は、どうも自由に地元民がオートバイで往来している。 元々は貧農の地に無理矢理、大ホテルを切り開いた土地、というような印象もなくはないが、いずれにせよ話とは異なり全く誰でも出入り自由のようだ。「特別区」とはとても思えない。 時に群を成してやってくる様、道路を占拠し疾走する様は、蜂の軍団を想起させる。 <♪ブン、ブン、ブン、蜂が飛ぶー♪> の、あの蜂である。 概ね125cc程度の軽量クラスのバイクで、如何にも重量級のバイクは殆ど目にすることはない。スズキ、カワサキ、ホンダ、ヤマハ、といった日本のメーカーは実に現地には浸透しているようだ。特に、スズキは価格面でも安く、最もシェアが高いそうだ。(頑張ってるなァ~!) こうした形で日本企業が海外民の生活に密着し、貢献しているのを実感するのはとても嬉しいことである。 どうも聞いてみると、このバリ島には公共の交通機関は皆無、すなわち、鉄道もバスもないのである。そして、東南アジア諸国ではいずれもそうであろうが、自動車の価格は異常に高い。自転車だと距離が長い場合には大変だし、そもそも暑すぎて体力が持たない。選択肢として、バイクが異常な人気となるのも尤ものことであろう。 信号待ちの時には、バイクが皆前に出てきて、信号が青に変わった際には一斉にスタートを切る様子などは、モトクロスのスタートの様子を想起させ、思わず笑ってしまう。 下の写真は、信号待ちのタクシーの中から撮影。珍しく、縦一列で信号待ちしている。 高度成長を目の前にして、本格的なモータライゼーションを目の前にしての、日本の都市に軽のバイクが数多く走っている光景があった。バリのこのバイク風景には、或る意味での、(夜明け前の、)<人間的な活力>、とでもいうようなものを感じさせる。 一方、経済的には聊か成熟には遠い状況(或いは、成熟することを拒否しているのか?)、貧困の構造、が表裏一体になっているのではという感情を拭い切れない。 時の流れがゆったりとしたこのバリ島にも、10年後、20年後、この光景はそのまま残っているのであろうか、何だか微笑ましき甘い味と、そして、ちょっぴり苦い味がする。
by ptaro2009q
| 2006-01-03 16:14
| Bali
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