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ブリュッセル滞在をほぼ24時間で終える。 次の予定はパリとしていたが、前日 Facebookでブリュッセル滞在を告げると、知人より「近隣の世界遺産のブルージュもいいよ」、の声が入ってきた。国内旅でも良くあることだが、旅中に知人からコメントやアドバイスを貰って訪問先を変えることも屡々ある。心動かされた。 自分も一度訪れたことのあるブルージュは「北のベニス」と言われ、緑と運河が美しい古都。チョコレートの名店が多数並ぶ街角もある。 ブリュッセルからは1時間ほどで行けるブルージュ。 半日をそのブルージュ訪問に費やそうかと悩んだが、連日のホテル探しの苦労がトラウマになっている、予約済みのパリのホテルには長くうろつくことなく早めに入りたいという思いが勝り、ブルージュ観光は諦めることにした。 此処まで来て少々残念ではあったなあ。 ブリュッセル中央駅でパリ行きの特急タリス(THALYS)の切符を買う。 正式にはパリ北駅行きである。 特急2等席のお値段は100ユーロほど。 時間も価格も東京・名古屋間の新幹線、という感じかな。なお1等席だと2万円ほどだ。 日時や便によって、また購入タイミングによって同じ2等席でも価格は変動するようだ。 事前に日本語レイルヨーロッパのサイト経由でも切符は買えるが、同サイトで記憶していた価格よりは若干安く買えたのか?
隣りのブリュッセル南駅(MIDI)へ行き、其処から乗り換えよ、と言われる。 座席指定の欄が空欄になっているので、自由席なのかと思っていたが、どうも乗るべき列車は全席指定となっており満杯、座れる席はないとのこと。 切符がサイトの価格よりも幾らか安く買えたのは席が与えられていなかったからなのか、と何となく合点。 結局座席があるスペースを仕切った外側、出入口の扉とスーツケースを収める荷物スペースの横に一席予備席のようなものがあったので其処に座ってパリ到着を待つことにした。 特急列車でフランス国境を越えて花のパリへ、という高揚感は正直萎えてしまったが、まあ、乗車時間はノンストップで1時間20分ほどなので苦にはならないことであろう、真っ当ではないが座る席があっただけ幸運と思われた。 これまでの旅の記録などをノートに書き綴る。 殆ど車窓風景を見ることもなく時間はあっという間に進んだ。 途中、体躯のでかい警官4人(マシンガンを抱えていた)から尋問を受ける。 パスポートを見せろ、と随分高圧的。 EUの場合は国境を越えても特に通関の必要もない筈だがセキュリティ上の理由で警備をしているということなのだろうが、お巡りさんというよりは武装戦士のような猛者どもに取り囲まれるとかなりの恐怖感を抱かざるを得ない。 パスポートを見終わった警官から「アリガト~」と日本語で言われて脱力・拍子抜けした。 さて、特急列車はあっという間にパリ北駅へ。 流石は「花のパリ」である。 これまでの旅で訪れたオランダ・ベルギーの諸駅に比べても建物の大きさ、人の多さ・人種の多様性、喧噪の度合い、何もかもスケールが桁違いに違う。 時間の進み方もこれまでの何倍も速いように見えた。 駅周辺も多くの人と車、そして聊か乱雑な街並みに圧倒される。 都市としての広さ、深み、とにかく掴みどころがない。 パリ北駅はアフリカ黒人や中東難民が多数集まる地区にあるのか、エキゾチックといおうか、花のパリの洗練されたイメージとは遠い不可思議な異国風が漂う。治安は大丈夫か? パリを何度か訪れていた娘からも聞いていた「かなり怖い場所」という言葉を思い出した。 これまでは、駅到着後は意地でも歩いてホテルを探す、というやり方を貫いてきたが、このパリ北駅では到底無理だということを一瞬にして悟る。 タクシーに乗る。 若い運転手クンで英語が通じて助かった。 放射線状になった道を何度も曲がり進むタクシー、東西南北どちらに向かっているかも全く分からない。 自力で歩いてホテルを見つけるのはやはり無理、タクシーに乗って良かったと心から思う。 10分ほどで目的の小ホテルに無事到着。 小さなホテル、周囲もお洒落なフランスとはほど遠い少々荒れ気味の街並み、フロントから出てきたのは迫力満点の黒人女性。 うーん、なんだかフランスではなくて、北アフリカないしはアメリカ南部の田舎町にでも到着したような気分であったわい。
by ptaro2009q
| 2017-10-21 10:27
| Paris
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