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4/19 馬籠宿
板橋から数えて、中仙道43番目の宿場町。 木曽11宿の一番南の宿場町、いや此処は長野県ではなく岐阜県だとさ。 思えば遠くに来たもんだ~♪ 当地は作家・島崎藤村の生地としても知られ、町並の中間地点には藤村記念館がある。 嵐山光三郎のエッセイで、<「藤村(とうそん)ゆかりの地」を、「藤村(ふじむら)ゆかりの地」と読んだアホな御仁がおった>、と書いてあったことを思い出した。 手前の妻籠宿にはもう数え切れぬほど来ているのだが、次の馬籠宿は交通アクセスが極めて悪く、これまで当地を訪れることが出来なかったのだ。 妻籠宿から歩いてみたらどんな感じなのか、などといつも思っていた。 今回は車で来たこともあり、無理をしても馬籠へ行くチャンスかと思い車を進めることにしたのだが、いや~もう、物凄い峠道の登り下り、精神的にもこの山越えるのはシンドイ、車でもなかなか厳しかったほどである。 昔の旅人たちのご苦労が偲ばれる。 山を越えて辿り着いたこの宿場町はまさしく旅人のオアシスであたことであろう。 雨が激しく降る中、念願の地に到着。 いや傘を持って来なかったので、こりゃ難儀だわい。 これじゃ折角来たけどゆっくり見るのは無理かいなあ。 喫茶店のようなお蕎麦屋さんでお昼を食べながら雨宿りをした後、幸運にもだいぶ小降りになってきたので、石畳の敷かれた坂道の両側に並ぶ古い町並みを見ることが出来た。 規模は小ぶりではあるが、同じ中仙道の宿場町である奈良井や妻籠に比べても洗練された雰囲気、お洒落なお店が多いことにも驚いた。 また、こんな辺境の地に随分の観光客、特に欧米系の方々が多いことにも驚いた。 苦労してやって来た地であるが、天候不順、帰りの道のりの長さも気になって、後ろ髪を引かれる思いで現地を去ることとなった。 大変印象に残る町並みであった。 一口かじった限りでは実に美味しい、もっと味わうためにはまた何度か訪れゆっくりと隅々この町や周辺を歩いてみたいものだ。
by ptaro2009q
| 2015-04-26 08:37
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