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正月気分もすっかり消え或る意味フツーの一週間となった今週、いつものように課題難題目白押しの日々ではあったが、まあ時間だけは順調に進みやっと安堵の週末となった。
月曜の祝日は大雪。 昼頃から我が街も豪雪地帯のように激しい雪に襲われる。 成人式に臨まれる若い諸君には生憎の天候となったが、「晴耕雨読」宜しく年末年始用に購入・借り入れしていた書物を中心に読書三昧。 特に池井戸潤の「ロスジェネの逆襲」を面白く詠む。 バブル全盛期に資産運用業界に飛び込んだ我が身にとっても身近な環境・人物設定にぐいぐい惹き込まれた。当時の世相に漂う「匂い」が甦る。M&Aの表裏に絡むストーリーもなかなか痛快なり。バブルを経験していない世代からはどう評価される作品であろうか。 「タイでロングステイ」は、正月に見たDVD 「プール」(小林聡美主演・大森美香監督)で流れたチェンマイの空気に触発されたもの。これほど起承転結の起伏の少ない映画はないのだが、それが或る意味心地よい。 黙ってチェンマイのゲストハウスの様子を見て南国のゆったりとした時間を体感するだけなのだが、妙に心に沁みた。年齢的にもそろそろ老後を視野に入れた生活設計を考えている身としては、(短期にしても)将来の棲家候補地にチェンマイを挙げても良いかと興味を抱いたことで、ちょいと勉強をし始めた次第。 「浮世絵」関連も面白い。 小学生の頃から切手のコレクションを通じて好きだった。 最近のTV番組「美の巨人」(テレビ東京)、「日曜美術館」(NHK教育)で葛飾北斎を取り上げておった。 北斎が幾何学的発想で版画の構図をイメージしていたとか、「富嶽三十六景」では富士が見えない場所で富士を仮想して絵柄を決めていた、など面白い視点・発見を伺い、興味が再燃した。 その他、「落語」、「建築」、「伝統的街並み」、「山登り」なども引き続き、興味の対象として今年も多くの書物・写真集・DVDに触れて行きたいと考えている。 DVDは2年前の大河ドラマ「龍馬伝」を大量にレンタルして夜な夜な観ている。只今やっと半分見終わる。 毎週観ているとそれまでの記憶も途切れがちでストーリーをしっかり捕らえられないことがあるが、集中連続してみると当時分からなかった史実や人物像のプロットが繋がって見えてくる。 その他では、かなり昔の映画だが、「俺達に明日はない」。 BJトーマスの「雨にぬれても」BGMで、スティーブ・マックイーン、ロバート・レッドフォード若かりし頃の名作で懐かしい。 ストーリーも映像技術も今の映画から見ると恐ろしくシンプルではあるが、それだけに力強く分かり易い魅力がある。少し旧作の西部劇などをもう一度見直してみたい。
by ptaro2009q
| 2013-01-19 11:08
| Book
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