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昨晩は仕事の帰りに新宿のホテルに宿泊している札幌の両親に面会に行き、自宅に帰ったのは11時過ぎ。
土曜の友人3組での家族付き合い、日曜は法事に親戚一同での徘徊、と週末は行事が続き、疲れたが、月曜もなかなか公私ともに忙しかった。 ということで、帰宅後にBlogを書くのも大変。 深夜も寝ずに根津美術館の記事書いたが、体力も限界ということで途中で止め。本日そのPart-2を...。 根津美術館は元々は昭和15年の創立だが、昭和20年の戦災で大部分を消失したという。 現在は新しい建物で7千点を収蔵とのことだが、ギャラリーもそう特別大きい訳でもない。 最近見たWashingtonのNational GalleryやNew YorkのMOMA, Metropolitan Museumなんかと比較するのは一寸気の毒だが、東洋の古美術品=絵画、彫刻、陶磁、漆芸、染織などが展示されている小ぶりの美術館である。 絵画は少なく、全般には極めて地味な感じであるが、東洋趣味、なかんずく陶磁器・青銅器・漆器などに興味のある向きには面白いかもしれない。国宝品、重要文化財などがかなりの数含まれているようだ。また、屏風・絵巻ものなどのコレクションにも特徴がある。美術館パンフの表紙にもなっている尾形光琳の国宝「燕子花図」は余りにも有名。我輩も記念切手の図柄からこの作品には愛着を持っているが、この目玉作品、現在はナント修復中で展示はなかった、残念ーッ。 根津美術館のハイライトはやはり緑深い庭園であろう。 日曜日の午後、外国人の家族連れが数多く来園、子供たちが大騒ぎしていた。また茶庭にはこれも数多くの和服姿のご婦人達が茶道にいそしんでいる。なかなか日本的な、絵になる光景である。 教養深き元住職の叔父によると、この庭園は恐らくこの旧邸宅の主が金に物言わせて造ったように見える、多くの灯篭やら石像やら、かなり力づくで収集したようにも見え、叔父が若き頃に修行した京都の寺院の庭とはかなり趣も異にしているとのこと。 まあ、それでも創立者・根津嘉一郎の趣味であった茶の湯を嗜む庵も数棟あり、深い木々の中にひっそりしている向きは都会のど真ん中(南青山)にあるものにはとても思えない自然味と静寂さがある。 家族で行くも良し、カップルでも良し、一人静かに物思いに耽るも良し、という感じの隠れ家のような庭、そして美術館であった。美術ファンでない方にもお勧めのスポットである。
by ptaro2009q
| 2005-04-26 23:42
| Art
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