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摩天楼が林立し超未来空間を形成する新宿西口の麓に、戦後の闇市の名残りを漂わす「思い出横丁」がある。
開発が進んだ西新宿の中で此処だけは時計が止まった場所のようである。 狭い空間に犇めき合うように並んだ居酒屋、焼き鳥屋やモツ煮込みのお店が多いが、人気店はいつも多くの常連さん、それに少々物好きな(笑) 観光客で賑わっている。 昭和の古い香りに現代では失われた安堵を感じる人は少なくないのであろう。 こちらは外周部、以前は「やきとり横丁」と呼ばれていたが、現在は「思い出横丁」に統一された。左側にはJRの線路が何本も走る。 土曜日の夕刻、やはりサラリーマン風はいつもより大分少ないようだ。 さて、魔窟のような穴倉に突入。 すれ違うのもキツイ狭い通路の両側に店が連なる。 こちらの老舗は空席なしの人気店のようだ。 年配の常連さん達に占拠されたうなぎのお店。 通行人の流れが途切れたところでパチリ! 流石に店の中を撮影するのは恐ろしく出来ない。 満員のお店、ガラガラで閑古鳥の鳴く店、色々ある。 まあ夜はこれから、と言う時間帯ではあったのだが。 最初に訪れた我が学生時代(もう何十年も前だが)にはこのレトロでミステリアスな魔窟ぶりに慄き、驚いた。 古く汚いたたずまい、天井には不気味な鉄骨、客も浮浪者とまでは言わずとも底辺の庶民風で、まさに戦中の闇市の遺産という印象であった。 が、何度も足を運ぶうちに、慣れもあるのであろう、特に最近は当初感じたよりもずっと清潔でずっと安全でフツーな姿に少々物足りない気分が増してきた。 観光客に迎合している感じもしないでもない。 もっと毒のある世界のほうが面白いのに、中途半端にメジャーになり最早秘境ではなくなってしまったもんだなと時代の推移を認めざるを得ぬ。 一部のお店、東南アジアのお姉さん、おばさんあたりの店員さんが呼び込みをやる姿も見え、今風である。 まあ、いずれにせよ、この横丁、長くこの姿を保ってもらいたいものである。 これも日本の近代遺産、保存への意思が必要となってくることであろう。
by ptaro2009q
| 2011-02-06 12:24
| Tokyo Walking
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