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11月末に訪れた小樽。
5歳から小3初頭まで過ごした街。 坂があり、港がある街。 自分の人生ではもっと長いこと居た場所は幾らでもあるのだが、自分にとっての街の原風景はこの小樽であるような気がしてならない。 小3以降はわざわざ行くこともなくこの何十年間が過ぎ去って行った。 昨年久しぶりに一人で訪れ、一時は廃れた街が甦った様子、そして観光資源として市をあげて甦らせた堂々たる石造りの倉庫群だけではなく、「北のウォール街」と呼ばれ金融を中心として北海道の産業の中心地であった頃の名残のある洒落た小型洋風建築も結構健在で、新鮮な喜びと感激を覚えた。 子供の頃は全く評価も出来なかった建物、街並み、今日本のあちこちを見たうえで小樽を見ても素晴らしいと思った。 もう一度昨年見落としたところも含めて良く見てみたい、と訪れた。 気温はお昼近くでも5度程度。 小雨が降り続き、手がかじかむ。 「粉雪舞い散る小樽の駅に~」と昔の歌謡曲のフレーズが何度も頭のなかを回転していた。
by ptaro2009q
| 2010-12-18 16:23
| Hokkaido
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