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東京メトロ・東西線から日比谷線、そして有楽町線に乗り換えて、終点の新木場駅に到着。
東京ディズニーリゾートに通じるJR京葉線、お台場などに通じる臨海モノレール線も交差するターミナル駅であるが、駅周辺は本来ある商店街や住宅は全くなく、人ゴミ・雑踏もない。 埋立地特有の人工街の無機質さのみが静かに大きく漂う。 休日でもあり、通勤の人も見られぬ、ちょっとしたゴーストタウンの風情であった。 木場、というと、水上に浮く丸太に乗った職人が曲芸の如く丸太を巧みに廻す江戸の情景が連想されるが、実際にはあまり情緒の隙間のない現代空間であった。 お目当ての建物があった。 昨年3月に竣工した「木材会館」である。 建築関係の雑誌などで昨年の注目建築として盛んに取り上げられていたことを思い出し、やって来た次第。 地上7階、地下1階。 高さは35.7m である。 構造は鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、一部木造。 御覧のように、外壁部分にはヒノキをふんだんに使い、棚のようになっている。 棚に何も置かないのは勿体ないな、と凡夫の発想。 (外から見ると面白いデザインだが、中から見ると景観が拡がらず木枠で邪魔されているか?) 施主が東京木材問屋協同組合というだけあり、木材をどのように建物に取り入れるかについては設計家ともども色々な議論があったのではないかと想像される。 無機質な土地柄に合わせた幾何学模様には納得させられる気分と、もう少し木の持つぬくもりを違う形状・アイデアで利用できなかったのかという気分が相俟った。 最初は雑誌で写真を見たときに抱いたほどの強いインパクトや意外性を感じなかった。 思ったよりはこじんまりとして、おとなしい建物であるとの印象であった。 近くに寄って、色々なアングルで撮影してみたが、次第に味が出てきて、写真撮影の挑戦のしがいのある建物かもしれないと思うようになってきた。 間近にみると、建物というよりは、学習机と一緒に並んでいる書棚のようである、と思わず微笑。 月日を経ていくと、木材がどのように変質して行くのであろうかも興味深い。 また改めて訪れてみれば、違うインスピレーションを抱くかもしれない、と思わせる建物であった。
by ptaro2009q
| 2010-01-11 15:47
| Architecture
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