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気付いてみると2009年も12月半ば近く、いや全く速いものだ。
年初に建てた色々な目標も遣り残しが多く、時間だけがどんどん勝手に疾走していくような印象だ。 嘗て感じていた師走の風物詩や世相なども噛み締めることなく、どんどん2009年はカウントダウンして行く。 このところ仕事が忙しく週末の出勤やら平日も早朝深夜海外との電話会議などが多く、こころ穏やかにゆっくり出来る時間がなかった。 まだ何か得体の知れない大きなものに日々追いかけられており、落ち着かない。 少々この事態打開、気分転換でもしたいな、とも思い、この土曜日4時間ほど都内何箇所を徘徊する時間を作った。 秋葉原、神宮外苑、そして表参道を駆け足で訪れた。 連載でその様子を写真でご紹介したい。 土曜日であるが、こなさなければならない用事があり、表参道で使える時間は僅か30分。 地下鉄・表参道駅を出て原宿駅方面へ向かう目抜き通りは、信じられないほどの大混雑。 土曜日5時のリラックスした時間ではあるが、これほどの人、それも若い人だけではない老若男女が道に溢れまともに前に進めない状況に唖然とした。 昭和元禄、平成バブル、という言葉を思い出すほど、大不況とは思えぬ混雑振りに、これは喜ぶべきなのか、或いは、カラ元気なのか、と頭をかしげてしまった。 お目当てはディオール・ビル。(設計: 妹島和世、西沢立衛) 何度か当ブログでもご紹介しているが、実にフォトジェニックなビルとしてお気に入りのビルである。 赤のLED(発光ダイオード)の明かりに包まれているとの情報を目にして駆けつけた。 舗道の大混雑で、普通に歩けば5分で届く場所にあるがどれだけ時間が掛かるか分からない。 しょうがないので、車道の路側帯を駆け足で走り目的地に到達、冬なのに大汗かいた。 総ガラス張り 光ファイバーを用いたビルは美しい。 ディオールのイメージカラーとクリスマスらしさを象徴する「赤」で装飾てなかなか幻想的、派手な建物が並ぶ表参道であるが、小ぶりながらひときわ存在感がある。 赤と黒、うーん、スタンダールの世界か? 我がブログのスキンの配色とも一致! (笑) もう一度人が少ない時に来て、ゆっくりと見たいものだ。 この赤いライトアップは今月26日まで。
by ptaro2009q
| 2009-12-13 13:58
| Architecture
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