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29日発売の、村上春樹の新作長編小説「1Q84」が爆発的売れ行きだと聞いた。
発売初日にして、出版元の新潮社は3度目の増刷を決定し、累計で68万部を記録。 7年ぶりの新作で、発売前の宣伝、情報開示をしなかったことで、読者の飢餓感・渇望感をほどよく刺激したことも営業上は奏功しているようだ。 これまで村上春樹の作品はあまり多くは読んでいない。 1982年発表の 『羊をめぐる冒険』あたりから、時々読む程度だった。 彼独特の感覚や旋律には少々すべるものを感じ、今ひとつ強い思い入れが出来ない。 ついていけないのは恐らくは自分自身のイマジネーションが不足しているのかしらん。 海外からの評価も高く、知り合いのアメリカ人でも熱狂的なハルキストが少なくないようだ。 (一番好きな村上作品は、「ねじまき鳥クロニクル」、なんて外人サンに言われると、そのマニアぶりに思わず苦笑いしてしまうのだ。。。) アメリカ文学の翻訳作家でもある村上の作品が英語になってどのように受け止められているのか、最近は少々興味を持たなくもない。サリンジャーの新訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』やチャンドラーの『ロンググッドバイ』など訳本系は読んでおきたい本リストに入れているが、今回の「1Q84」も読んでみたいものだ。 村上春樹といえば今年の2月にエルサレム賞を受賞し、授賞式でイスラエルによるガザ侵攻を大統領の前で批判したことが実に印象的だった。 <私たちはみな国籍や人種・宗教を超えてまず人間であり、『システム』という名の壁に直面する壊れやすい卵である。私は常に卵側に立つ>と堂々と英語で述べた姿には凄みがあり、驚かされた。 実にセンシティブな政治状況にある舞台での日本人としては珍しい勇気有る物言いに喝采した。 恐らくこの辺の事情も伏線となって今回の新刊本の売れ行きにも火がついたのではなかろうか。 それにしても初日で68万冊、凄いな。 日本の閉塞状況の裏返し現象、此処にもあり、か。 さて、話題変わり、御茶ノ水にある山の上ホテルの写真を掲載させてもらった。 今週、商用でお昼の会食をしたところである。 昭和12年営業開始の歴史あるホテルで、昭和の作家達にも愛された名ホテルである。 昨今続々と進出してきた超大型高層ビルの外資系ホテルに比べると、その規模も程よく小ぶりにまとまっており、見ただけで安らぎを感じるクラシックホテルである。 アール・デコ調のファザードは優雅で良き時代を思い出させる。 週末のTV番組で、村上春樹の新刊本を購入して、家に帰らずにJazzの聴ける店に立ち寄り、ウィスキーを飲みながら読む人が紹介されていた。家に帰るまで読むのが待ちきれない、ということもあるが、読む場所にもこだわりがあるそうだ。 お店は新宿の「DUG」 。(このサイト表紙、Blue Noteのジャケット風でカッコいいなあ~) Jazzファンには有名な店で、村上の小説にも出てくる店なのであるが、このような本の読み方、面白い。 味わいが一層増す、のか。 「山の上ホテル」の喫茶室・バーで読む本なら何が良いだろうか。 やはり、三島由紀夫や川端康成作品が良いか。 そういう優雅な時間を過ごして見たいものだ。
by ptaro2009q
| 2009-05-31 10:33
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