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隅田川を南下し、もんじゃ焼きで知られる月島方面へ向かう。
高層のマンションがにょきにょきと立ち並ぶ一角に低層の古い家屋が並ぶのが佃地区である。 低層の古き家屋の隙間から顔を出す高層ビルの姿も、初めは違和感を持って見ていたが、慣れてしまうと、極めて典型的な都会の景色として妙に眼に馴染んで来るから不思議である。 この佃地区、1590年頃幕府が大阪から漁民を移住させ作られた町らしい。 なるほど、「住吉神社」が此処にあるのも納得である。 昭和38年まで橋がなく、渡し舟であちこちと行き来していた土地柄だったというが、その名残が現在の様子からも伺える。 他では見られぬ昔日の面影が都心のど真ん中でみられる感覚も面白い。 さて、この地区に来ると最後は決まってこのスポットに来る。 東京のお散歩系の雑誌などでも良く表紙になったりする有名スポットである。 (写真の青空の部分に、「東京さんぽ」などと誌名を大きく入れてみたい<笑>) 有名スポットだけに、撮影も簡単ではない。 上手く撮ろうとすればするほど、凡庸になってしまう。 佃小橋の後ろに聳える高層マンションの景色をスケッチブックに落としている人たちが散見された。 気付かれないように後ろからさり気なく覗いたが、結構力強いタッチの縁取りと水彩の淡さを上手く組み合わせたなかなかの画風のオバサンであった。 オバサンを入れた写真、少しは凡庸ではなくなるか。 (いや、つまらん発想で、もっと、凡庸になる?!)
by ptaro2009q
| 2009-03-19 23:58
| Tokyo Walking
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